花火事故の粗相を斬る

皆さんは俺のことをどのようにイメージしているか知らないが、

俺は、案外とロマンチストだ。



夏の夜空に打ち上げられる花火を見上げながら、

彼女の肩をそっと抱き寄せる。

俺の腰に回す彼女の手に、すこしだけ力が入るのが伝わってくる。

花火の間は、一言も言葉を交わさない。

顔を見合わせることもない。

こうやって花火を見ているだけで心が通じ合うから、不思議だ。

雑踏の中で、二人だけの世界に入れるから、とても不思議だ。

非日常的な光と音が、やがて二つの心を一つにしていく…。


(BGMはチェッカーズのSONG FOR USAでお願いします。俺って案外詩人だろ?)




そんな経験がもう15年近くもない。

来年こそは、と思いつづけてかなりの年月が経った。




で、YAHOOトピックスによると、9月7日、花火師が事故で右手首を飛ばされたらしい。

この時期、まだ花火をやっているのかと思いながら、トイレで読んだ新聞記事を思い出した。



皆さんもそれとなく感じていると思うが、最近花火による事故が急増しているらしい。

事故件数は年平均20件程度で推移してきたが、1980年代に入って減り始め、

96年には6件と過去最低を記録した。

それが、99年は21件、去年は28件、今年も8月末までに14件発生しているらしい。



論理的に考えていくと、まず花火大会の実施件数はどうなのかということになる。

が、件数自体は年間7000回程度と、あまり大きな変化はないらしい。

そうなると、次に考えられるのは花火自体の品質問題だ。



そう。実は、この品質に大きな問題があるようだ。



何でも、80年代に日本の花火の美しさが世界的に評価されるようになり、

五輪等のイベントからの引き合いが急増したらしい。

が、国内では安全上の問題から工場増設による生産拡大ができず、

需要にこたえるために、花火製造技術を、あの、







中国に伝えたらしい。





もう、既にいやな予感がしてるだろう?





中国に教えたら最後、きちんと教えられていない業者が物まねでどんどん花火を作り出す。

そして、日本国内の花火イベント予算が削減されていることも大きな要因となって、

この中国製花火がどんどん使われるようになったらしい。



俺が昔いた岡山県苫田郡鏡野町の花火大会で、筒の中で花火が爆発して中学生が怪我をしたが、

この花火大会で使われた花火はほとんどが輸入品だったらしい。



では、この花火の安全基準はどうなっているのだろうか?

日経新聞に載っていた
全日本中国花火輸入協同組合のコメントを紹介しよう。




















費用がかかるので安全審査はしていません。











久々の、












ホームランと、言っておこう。



実に明快に論理がつながった。



スカッとした。










まぁ、言ってみれば、





従来の光と音に、










スリルが加わった、ということじゃないか?










これでまた一つ、花火の楽しみが増えたというもんだ。

ありがとう、
全日本中国花火輸入協同組合。









光と音と、飛び散る破片。









だからと言って、こんな格好で見ても、




























愛は語れんよ…。



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