パクリ大河ドラマの粗相を斬る
今年のNHK大河ドラマはご存知、「MUSASHI 武蔵」である。
この大河ドラマに限らず、俺はドラマというものをほとんど見ることがない。
1回見出すときりがないし、逆に1回でも見逃してしまうと非常にガックリ来るからだ。
ビデオに録画するようなマメさも既にない。
唯一、最初から最後まで見通したドラマがNHKの大河ドラマ、独眼流正宗だった。
日曜日は飲みに出ないから1年間見通せた、ということもあるが、それ以上にとにかく内容が素晴らしかった。
渡辺謙のまだ角の取れていない迫力ある演技が大好きだったし、
脇を固める、原田芳雄や三浦友和、高島兄弟のどっちかも最高だった。
ストーリーも素晴らしかった。
毎回毎回、それこそ引き込まれるように画面に見入ったものだ。
オープニングの音楽さえ未だに耳に焼き付いている。
現時点で大河史上最高の平均視聴率を誇っているそうだが、なるほどと納得できる出来栄えであった。
独眼流があまりに良すぎたせいか、それ以降の大河は見たことがないが、
冒頭述べた今年の武蔵で、パクリ騒動があったようだ。
それも第1回放送分で。
しかも、パクった対象が、あの七人の侍だ。
そう、あの七人の侍だ。
どの?とは言わさんぞ。
1954年、黒澤明監督。
もちろんリアルタイムで見たわけではないが、俺は今まで通算5回は観ている。
野武士に襲われる村と村人を七人の侍が救う物語なのだが。
ストーリー展開もさることながら、
とにかく、この映画。
凄まじいばかりの迫力なのだ。
単に死に方が派手とか、そんなレベルの低い話ではない。
リアリティの追求が凄まじいばかりの迫力を生むのである。
俺は映画評論家ではないし、詳しい記録が手元にあるわけではないが、
雨の中の戦闘シーンでは、実際に雨が降って地面がぬかるむまで待った、という逸話を記憶している。
ぬかるみの中を走る様、こける様、そして斬られる様、馬から落ちる様。
全てが迫ってくる、という感じだ。
二人、三人と斬り捨てれば、当然刀は刃こぼれして斬れなくなる。
だから、次の刀を地面に突き刺しておき、次々取り替えて相手を斬っていく。
こういう当たり前のことが、とにかくそこらじゅうにちりばめられているのだ。
で、大河ドラマの第1回放送分。
今言った、「次の刀を地面に突き刺しておき」をはじめ、数箇所にパクリと思われる部分があったそうな。
デイリースポーツによると、
「武蔵」の第1回放送で、武蔵が野武士と戦い武蔵の刀が折れるたびに
地面に刺しておいた複数の刀を使った場面など数カ所で「七人の侍」とそっくりなシーンがあった。
これに対して、NHKの板谷とかいう総局長さんは、
「アイデアを借りたことは法的な意味では道を外しているとは思わない。順番が逆になってしまったが、
(騒動後に)関係者にあいさつをして、理解していただいた、と思っている」(報知新聞)
「アイデアを使ったというより、借りたということだ。時代劇の傑作からヒントを得るということは今まででもよくあること。
法的な道を外れてはいない」(日刊スポーツ)
パクリという形で書かれているが、ヒントを得る、アイデアを借りるというようにみれば、
『七人の侍』からヒントを得たということはあるでしょう(デイリースポーツ)
先ずは、NHKのお偉いさんに、社会的落伍者の俺がこくごの教育を。
相手の了承無しに、借りるという動作はあり得ない。
さらに、
返す、という動作を伴わないものを借りるとは言わない。
買って、勉強しんさいね。
こういうのはね、盗むと言うんよ、わが国では。
また、
トルストイとかシェークスピアなど、すごい人の作品はいろんな形でヒントを得ることはある
ともおっしゃっているようだが・・・。
素晴らしい文化や芸術を自分の頭の中で熟成し、それをオリジナリティという形で発露させてこそ、芸術と呼べるのではないのか?
七人の侍のうわべだけ、それも一演出を接木のように取り入れて、ヒントを得ただ?
こんな、論理がスカスカで、厚顔無恥のおっさんがNHKのトップ?
はっはっは、、、、、、
腹いてぇ。く、く、くるしーーぃ。
来年の大河ドラマ、きっとこれやで。
ねずみ小僧、次郎吉
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