パラサイト同棲の粗相を斬る(2003.5.29)
去年の8月、パラサイトシングルの粗相を斬るを書いた。
学校を出ても就職せず、親の世話になり続ける若者の話だったのだが。
最近は、親元で同棲するカップルが増えているらしい。
これを称してパラサイト同棲。
親から小遣いをもらい、親と同居という形で同棲生活を送るそうだ。
同棲・・・・。
1970年代、上村一夫原作の劇画「同棲時代」で知られるようになった。
当時、由美かおる、沖雅也の主演で映画化もされている。
同棲時代−今日子と次郎(現在はお銀として活躍する由美さん)
同棲という言葉には、許されない愛を二人で貫き通すという、
純粋で、切なくて、辛くても幸せという美しいイメージがあったのだが。
日経新聞で紹介されていた、彼の親と同居する女性の話。
家族ではないのでお客様という今の暮らしが心地よい。
彼とはいつ別れるかわからない、結婚はわからない。
何だとぉ?
お客様だぁ?
相手の親を舐めるのは、あんたの勝手だから一向に構わないのだが、
こういう奴が勘違いして世の中まで舐めだすから、あちこちでおかしなことになってきている。
世間に対してお客様気取りの奴が多すぎる。
どうして、私の思うようにならないのよ!
我慢とか、辛抱とかいった経験がバックボーンにないと人間的に大きな成長は期待できない。
板前にしても、スポーツ選手にしても、エンジニアにしても、歌手にしても。
一流というところにまで行くか、行かないかは別にして、
良識ある社会人になるためにはある程度我慢するという経験が必要だ。
ロックフェラーの孫が日本に留学していた時、三畳か四畳半の下宿住まいだったと聞いたことがある。
その気になれば帝国ホテルを丸ごと下宿にすることもできる、彼がだ。
きっと金では買えないものを教えたかったのだろう。
ロックフェラーは単なる金持ちでなく、賢人だったと俺は思う。
我慢するということを教えるのは親の役割だと思うのだが、
子供に我慢を教えるためには、親の方にそれ以上の我慢というものが必要になってくる。
しかし、今の親にはそれができない。
親が我慢できないのに、どうやって子供に我慢を教えられよう?
子供に嫌われたらどうしよう?
家を出ていかれたらどうしよう?
子供を甘やかし、
子供を不幸にするだけでなく、
結果的に社会に害毒を撒き散らす。
こんな世の中をより良くしていくために、
一日も早い法制化を期待したい。

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