ホシガメ密輸の粗相を斬る(2003.8.17)
ペットブームと言われて随分久しいが、
犬や猫以外でもいわゆる小動物と呼ばれるペットの人気も随分と高まってきたようだ。
俺の家にもウサギがいるが、ペット飼育禁止のマンションでも飼うことができる。
鳴かないし、臭いはないし。
ウサギと言えば、亀と言うわけではないのだが、
亀もペットとしてかなり人気があるらしい。
それも俺がガキのころに流行った緑ガメとかいったような安物の亀ではなく、
ホシガメや、
ホウシャガメなど、
高価なものが多いらしい。
大きさにもよるのだが、ホシガメで3万から5万程度、ホウシャガメにいたっては、100〜300万もするらしい。
高いものにはそれなりの理由がある。
早い話が希少性だ。
ホシガメや、ホウシャガメだけでなく、ヒラオリクガメなどは、
絶滅の恐れのある種としてワシントン条約の「付属書1」に掲載されており、学術目的以外の輸出入はできない。
しかし、これが魚心あれば水心あり、で密輸があとを絶たないらしい。
先日、テレビで密輸されたホウシャガメを販売しているペットショップが取材を受けていたが、
この店長、モザイクもかけずに堂々と「法律違反ではありませんから」と得意満面で取材に応じていた。
とにかく、仕入れる端から飛ぶように売れていくらしい。
この番組に登場していた弁護士の話によると、
たとえ違法の密輸ガメでも、いったん市場に出回ってしまえば、出所は一切追及されないらしい。
要するに、輸出、輸入の水際でなければ検挙できない、というこだ。
何故証明書なしのカメを販売すると逮捕、という法律を作らないのだろうか?
亀井静香にがんばって欲しいものだ。
それにしても、ワシントン条約、非力なり。
場面は変わって、タイの買い付け業者への取材。
ホシガメが一匹4800円で業者に売られていた。
このホシガメが日本のペットショップでは40000円程度で販売される。
濡れ手に粟とはこのことだろう。
タイの田舎で食べられるより、日本に密輸して大事に育ててもらった方が亀も喜ぶ
とは、買い付け業者の弁。
悪びれたところは一切ない。
この業者、調子に乗って税関で発覚しない方法までテレビで実演し始めた。
まず、最初の方法。
まず、麻薬犬に嗅ぎつけられないよう、お湯につけて脱糞させる。
うんこしない状態で、ホシガメをアルミフォイルで包み込む。
これをお菓子の空箱に入れて、持ち込むらしい。
こうすると、X線照射でも発見されないらしい。
そして、次が究極の方法、と言って、ホシガメを靴下に詰め込みだした。
おもむろにパンストを履き、靴下に包んだホシガメをパンストの中に入れ始めた。
これで、金属探知機にも反応しません、20匹くらいはいけますよ、
と威張っていたのだが・・・。
何が究極の方法や、デコボゴして丸わかりやん、
と心配していたら・・・。
新聞によると、
H15年8月11日、名古屋空港で今年6月、タイから到着した日本人男性がはいたタイツなどの中から子ガメ30匹が見つかり、
うち17匹が「ホウシャガメ」などワシントン条約で最も厳しく国際取引が制限された種であることが、名古屋港水族館の鑑定で分かった。
と、報道されていた。さらにこの新聞によると、
支署職員が6月19日朝、税関検査で男性のかばんからカメを発見。
さらに男性のズボンにデコボコがあったため、はいていたタイツを調べたところ、1匹ずつストッキングのようなものに包んだ体長5〜10センチのカメが見つかった
そうだ。
それにしてもとんまな輸入業者だ。
パンストの中にカメを30匹も隠して、これで税関を騙しとおせると思ったのだろうか?
おそらく、
こんなやり取りがあったに違いない・・・。

まだ隠しとるやろ、カメ。
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