医療費3割負担の粗相を斬る(2003.9.19)
今日は粗相を斬る前の前振りが長くなるが、少しだけご辛抱願いたい。
サイトでも何度か書いたように、9月4日に風邪にかかり、
熱自体は点滴で下がったものの、それ以来ずっと頭痛が続いていた。
昨夜、久しぶりに飲みに出たのだが、ビール2杯、バーボン水割り3杯で頭と顔がドッキンドッキンし始めた。
脳梗塞の前兆だったらどうしよう?
右半身不随とか、左半身不随とか・・・。
そんな不吉なことしか頭に浮かばない。
仮に右半身不随になったとしたら。
中心についているはずのチンチンはどうなってしまうのか大変心配だ。
クラブを早々に引き上げ、今朝は広島市民病院で本格的な検査を受けた。
10時20分病院着。
3年ぶりの受診となるので、とりあえず初診の手続きを。
まずは内科に回された。
早速問診が始まる。
2週間前に風邪を引いて熱は下がったのですが、頭痛が続いて・・・。
という話が終わらないうちから、
風邪が治ったのに頭痛が続くのなら、神経科に行って下さい。
1時間ほど待たされたのだが、診察は1分とかからなかった。
神経科から、今度は脳神経科に。
いよいよ。
大病院必殺の、

たらい回しが始まった・・・。
脳神経科では親切に大体の待ち時間を教えてくれた。
何と、約1時間。
しばらく近くのデパートそごうで時間をつぶし、1時間後に病院に戻った。
ぴったり1時間後に戻ったのだが、それから待つこと40分。
大体予想通りの待ち時間だ。
予約患者の遅れ「120分」と掲示されている。
まるで岐阜羽島の新幹線表示。
その後、頭部CTで頭の中身を撮ってもらった。
写真を見た神経科の先生、
こりゃ、耳鼻咽喉科じゃのう。
写真と紹介状を持って、耳鼻咽喉科に。
そこで待つこと1時間。
ファイバースコープを鼻の奥に突っ込まれ、
涙ボロボロ状態で検査が進む。
そして、
ついに、病名が明らかになった。
急性副鼻腔炎
頬の奥や目の内側には副鼻腔という空洞があり、鼻とつながっているのだが。
鼻炎をこじらせ炎症が副鼻腔にも広がったものを急性副鼻腔炎というらしい。
CTで撮った断層写真を見ながら先生が説明してくれた。
脳は問題ありません。
ただ、額から、目と目の間、鼻の奥と、顔中に、
膿がたまっています。
これが目や脳を圧迫するんです・・・。
う、膿?

おやじの膿?
脳内の血管が・・・と思っていた俺はそれでも一安心した。
あとは薬と通院でほぼ完治するらしい。
1階の受付で料金精算をすると神経科と耳鼻科をあわせて6,030円。
院外薬局で薬代が2,220円。
しめて8,250円。
財布に万札がないと、おちおち検査も受けれんの、こりゃ。
回転寿司なら、
今日は懐が寂しいので、ウニはやめてハマチにしとこ。
とかできるが、診察に関しては、一切融通が利かない。
先生、脳は心配ないから副鼻腔のあたりの写真を4枚ほどお願いします。
ってなわけには行かないのだ。
言葉は悪いが、病院、先生の言いなりにならざるを得ない。
そして、帰るときには幾らかかったのかビクビクしなければならないのだ。
この4月から医療費本人負担が3割になった。
昔は本人負担は1割だったのだが、今は既にその3倍。
福島県保険医協会の調査では、
4月以降に受診した患者の60%が、受診回数の削減や、医者にかからない努力などの「受診抑制」をしていた
という結果が出たらしい。
また受診抑制をした人の83%は今後の病状や健康に不安を感じているらしい。
つまり、どこか痛いなとか、具合が悪いな、と感じながらも、
医療費負担増から、もう少し我慢しよう、という人が増えてきていると言うことなのだ。
本人負担を3割に引き上げる必然性については、
政府が主張する政府管掌健康保険(政管健保)破綻説に対し、
日本医師会総合政策研究機構が02年度からの三年間で総計一兆四千八百億円も改善され、破綻はあり得ないと試算するなど、
明確な根拠が示されているとは、言えない状態である。
結局、小泉首相の三方一両損説に丸め込まれた形で負担増が決定してしまった。
根拠が不明瞭とは言いながら、
今後も本人負担は増えることはあっても減ることは考えにくいだろう。
そうなってくると。
買い控え、つまり受診控えによって、
小さな個人病院などでは立ち行かなくなるところも出てくるだろう。
やがてなりふりかまわない、販売促進攻勢が・・・。


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