警察官増員の粗相を斬る(2003.11.26)




地方警察官1万人緊急増員3か年計画に基づいて、

警察官が4,500人ほど増員された。



増加する犯罪件数と比例して、下がる一方の検挙率。

検挙率は既に20%を切り、自転車盗など軽微な窃盗事件の被害届の一部を

「盗犯日報」と呼ばれる受理簿に記載しない、と言ったイカサマまで起きる始末だ。



検挙率とは、検挙件数/犯罪件数だから、

当然、警察官を増やして分子の検挙件数を上げれば検挙率は改善される。

そのために警察官を増員する、と言うのは一見理にかなったような感じを受ける。



しかしながら、大切なことは分母の犯罪件数を減らすことではなかろうか?

いくら警察官を増員しても、分母を減らすことに大きな期待はできない。

検挙数は増えても、起きてしまった犯罪を元に戻すことはできないのだ。

事件被害者の遺族に対しても、犯人逮捕は慰めにしかならない。



増える犯罪件数、低下する検挙率、そして警察官の増員。



この図式を見るたびに、俺はいつも思う。



どうして、刑罰をもっと厳しくしないのだろうか、と。



つかまっても、どうせ○○くらいですむもんね、という意識が働く限り、刑法に犯罪抑止力はない。

それに加えて、躾や教育が不十分な人間があちらこちらにゴロゴロいるご時世だ。

もっと刑罰を厳しくしないと犯罪件数は増える一方だし、

警察官を増員しても、いずれはイタチのおっかけっこに終わるだろう。



以前も書いたが、何億と言う脱税をしても実刑になることはほとんどない。

つい先日、無免許・飲酒で人を殺した男がいるが、

この男にはそれ以前に飲酒運転の前科があり、50万円払って放免されている。

もし、この男が禁固刑10年くらい食らっていたとしたら、再犯したかどうか。

残念でならない。



法律を厳しくするだけで、

新たな人件費は不要になるし、犯罪抑止力も飛躍的に高まる。

どういう理由でできないのか、不思議でしようがない。



百歩譲って、どうしてもできないのなら、

警察官増員に税金を使うより、メディアを使って検挙数を上げることを考えてはどうだろうか。

全国指名手配犯は全国ネットで、地方の空き巣とか引ったくりとかいった軽微な事件は地方ネットで。

テレビのチカラではないが、スポンサー料に税金を使った方がよほど効率が良いと思うのだが。



警察官が不足している、というのはどうしようもない事実だが、

どうも後ろ向き、というか死んだ子の歳を数えるような気がして、心から賛成することができないでいる。

刑罰を厳しくするというのは、ある面情けない話でもあるのだが、

もうそれも避けて通ることはできない局面を迎えていると俺は思う。



いずれにしても、



今後も警察官は増え続けることだろう。





しかし、このような状況だけは避けていただきたいものだ。










警察官の増員に伴い、






























警察官の懲戒処分もウナギ登りの模様です!


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