交通違反処分寛大の粗相を斬る(2004.1.6)
俺が自動車の運転免許を取ったのは、昭和53年、18歳の時だった。
学生時代はいきがって、ヘタクソなりにいろんな車をぶっ飛ばしたりしたものだ。
もちろん暴走族とは違うが、今で言うなら、さしずめローリング族に近いだろうか。
土曜日の深夜、連れ立って箕面の峠道を攻めに行く。
顔ぶれを紹介すると、俺のレビンジュニア、ギャランGTO、セリカGTV、サバンナRX3などなど。
学内の広い空き地でヒールアンドトゥなどを嫌と言うほど練習し、
ソレックスやウェーバーで出力強化を図り、足回りをガチガチに固め、
意気揚々と峠に向かう。
運良く、無事故で青春時代を送ることができたのだが、交通違反は数知れず。
学生時代、中国自動車道で80kmオーバーで一発免停となり、
「あんた、こりゃ精神鑑定受けなあかんで」と蔑まれたものだ。
社会人になってからは、中国山脈赤名峠で午後10時過ぎにネズミ捕りで捕まった。
急いで原発現場に向かう途中だった。
場所的、時間的にあまりに理不尽なネズミ捕りにぶち切れ、
測定器の測定原理、誤差補正、機器の公正記録等々について、
田舎のお回り相手に1時間も口角泡を飛ばしたものだ。
その間、田舎の岡引たちは、ミザル、イワザル、キカザルを貫き通した。
今思えば、俺も随分若かった。
三度目の免停は、山陽自動車道の移動オービス。
通夜で津山から広島に帰る途中のことだった。
その2週間前にスピード違反で捕まったばかりだったので、
俺なりに慎重に運転していたはずだったのだが・・・。
津山警察署に出頭を求められ、写真を見せられた俺は、
「随分俺に似てますな」とうそぶいてはみたものの、
ナンバープレートやら何やら、写真のあまりの鮮明さに反論の余地もなかった。
これら以外に、駐禁、一方通行逆行、一時停止違反、かわいいスピード違反、
などを含めると、いったい今までいくら国庫に収めたことだろう。
法律で厳格に規定されているから、これは仕方のないことなんだと、
割り切って支払っていた俺も、こんな記事を目にすると少々やりきれない気持ちになってくる。
毎日新聞によると、
1カ月に40キロ以上のスピード違反を2回した大阪市内の男性(58)の場合、
通達に従えば免許停止計120日となるが、半分の計60日にとどめていた。
大阪では商売人が車を使うことが多いことから、「独自の処分方式を採用している」(府警)
らしい。
しかも、この大阪府警の処分に対し、警視庁は、
「計60日の処分でも違法ではない。通達に従うべきではあるが、
処分は各公安委員会の裁量に委ねられている」
裁量って何よ?裁量って。
さじ加減という意味かいの?
さらに、日本交通法学会理事のコメントが掲載されていたが、
交通量や市民の意識の違いから、地域によって行政処分に差が出ることはおかしくない。
通達に従うのが原則だが、法令の範囲内なら地域の事情を考慮して、
しゃくし定規な処分にしないことが交通行政に求められている。
まずは商人の多い町、というものの定義から始めてもらおうか。
それに先ほどのオッサン、間違いなく商人やろうな?
百歩譲って、地域の事情を考慮する、というのを認めたとして・・・。
どのように事情を考慮するのか具体的に示してもらいたいものだ。
そういう曖昧な部分を放置したままで、いやもっと言えば、
お上の権力を振りかざせるような余地を残したままにしているから、
旦那、もみ消してくだせぇよ
という不埒なやからが現われるのではなかろうか。
今回の一件で、俺が一番気になったのは、どこからこういう情報が漏れたのか、ということだ。
最も可能性が高いと思われるのが、関係者からの内部通告。
あまりに理不尽な処置に良心の呵責に耐えかねた関係者がマスコミにリークしたのではなかろうか。
それほど、越後屋と悪代官がはびこっていると言うことなのだろう。
いくら地域によって事情が異なるといっても、
やはり法律は全国統一で厳格に運営すべきではなかろうか。
でないと、こういうことも起こるかもしれない。
いくらこの手の車は大目に見てもらえると言ってもよ、
与作の奴、

毎晩、飛ばしすぎだべさ
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