人身売買の粗相を斬る(2004.6.22)



米国国務省は毎年一回、人身売買に対する政府の対応が不十分な国を、

監査対象国として指定し、「人身売買報告書」の中で喚起を促している。

人身売買と聞くと、その昔アメリカ南部で行われていた奴隷制度を連想するくらいで、

今時、どんな国が挙げられているのだろう、と見てみると・・・。



アゼルバイジャン、ベリーズ、ボリビア、コンゴ民主共和国、コートジボワール、クロアチア、

キプロス、ドミニカ共和国、エストニア、エチオピア、ガボン、ギリシャ、グアテマラ、グルジア、

ホンジュラス、インド、ジャマイカ、カザフスタン、ケニア、ラオス、マダガスカル、マラウイ、

モーリタニア、メキシコ、ナイジェリア、パキスタン、パラグアイ、ペルー、フィリピン、カタール、

ロシア、セネガル、セルビア・モンテネグロ、スリナム、タジキスタン、タンザニア、タイ、トルコ、

ベトナム、ザンビア、ジンバブエ




こう言っては失礼だが、いかにもといった感じの、うなずける国が並んでいる。

いわゆる、大国と呼ばれる国の中で含まれているのはロシアぐらいか、と思ってよくよく見ると、



見慣れた、漢字で書かれた国の名がポツンと並んでいるではないか。



そう、





















我が、日本。



人道支援と称して、命を賭して他国に派兵する国が、

自国内での人道支援は一体どうなっているのだろう?



どんな例があるかと言うと、ある新聞報道によれば、



被害者の中には、約500万円もの借金を負わされた女性もいたとみられている。

女性らには劇場から1カ月の給与として、約45万円が支給されていたが、

そのうち約30万円がコロンビア側の密航ブローカーへ、

約12万円が日本側のあっせんブローカーへ流れていた。

手元に残った金額は最終的に
約3万円



45万が、3万。







・・・・・・・・・・・・・・・・・。







とりえあず、






























天引き、と言わせていただく。



コロンビアの駐日大使は、コロンビアから4000人連れてこられた、と
言明しているが、

本当だとすると、コロンビアのブローカーには、毎月12億もの不労所得が転がり込むことになる。

一方、国内のあっせんブローカーには、毎月4億8千万。



新聞報道されていたのは、那覇市のストリップ劇場のケースだったのだが・・・。



昨日のギャンブル日記で触れた広島市内のショークラブ。

付いたのは、中国人とウクライナ人だったのだが、

色々話を聞いてみると・・・。



一日の労働時間は7時間で、休みは月に二日だけ。

つまり、一ヶ月196時間働いて、



さて、その給料は、と言うと・・・。


























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00






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0,000









60,000

















以上!


時給306円って、何事や!と怒る筋合いの話ではなく、

要は搾取の程度が問題なわけだ。

今回のケースで言うと、渡航費とかで500万円の借金を負わせたり、

パスポートを取り上げたり、逃げるとコロンビアの家族に被害が及ぶぞ、

と脅したりしたのは、明らかに問題であるが、仮にそういうことがなかったとして・・・。



時給300円で働かせることに何ら問題はないと俺は思う。

日本で暮らすには実際苦しいが、中国では時給3,000円近くに相当する。

繰り返すが、問題は搾取の程度なのである。



仮にこの店が、正規のルート?で女性を採用し、休みもきちんととらせた上で、

時給300円に見合った、例えばセット価格800円くらいで営業していたとしよう。

これはユニクロを初めとする日本企業が、

安い人件費の国で物を作って利益を上げる、という構図と本質的には何ら変わりはない。



あくまでも搾取の程度が問題なのである。

そして、搾取の程度には残念ながら定義はない。

これからも法の網をかいくぐる連中が暗躍し続けることであろう。

人身売買の問題に関しては、こういったグレーな部分にスポットを当てないと、

いつまで経っても我が国は、人身売買のトップ集団を走り続けることになるだろう。



俺は、彼女達が「指名があると給料が良くなるのよ」と哀願調で訴えるのを見て、

延長に延長を重ね、指名をとっかえひっかえし、

さらにはセットに含まれていないビールをしこたま飲んで、

結局セット4,000円の店で、36,000円も支払って堂々退場、に至ってしまった。

彼女達に残るのは、このうちいったいどの程度なのか、

考えると少々切なくなってくる。



それにしても、これだけ働いて月給6万円。



ならば、

一晩2万でワシとどうかね?

と持ちかける助平オヤジが現れても何ら不思議な話ではない。





こうして今宵もまた、

































新たな人身売買が連鎖していくのだろう・・・。




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