楽天市場の粗相を斬る(2004.1127)



この半年間で、俺の腹周りにはかなりの脂肪がついてしまった。

ネットで調べてみると、脂肪には皮下脂肪と内臓脂肪があって、

腹の周りにつくのは主に内臓脂肪。

そして内臓脂肪は、肥満、高血糖、高血圧、高脂血の兆候らしいが、

これらが重複して現れると、死の四重奏と呼ばれ、

生活習慣病で死に至る確率が格段(35倍)に高まるらしい。



そんなことよりも。



俺は去年買ったスーツが着られなくなったのが我慢できないのだ。

こんな余計な脂肪のせいで、お気に入りのスーツがお蔵入りになってしまう。

この不合理さが許せない。



俺は、内臓脂肪は付き易く、落ち易いという記載に勇気を得て、

早速手始めに有酸素運動を始めてみることにした。

まずは階段のぼりからはじめたのだが、やはり文明の利器を活用しよう、ということで。



目を付けたのが、こいつだ。



























ラテラルサイトレーナー激安最安値!込¥9800円 TV通販で爆発的大人気!【Blue-Lagoon】

ラテラル・サイ・トレーナー。



深夜のテレショッピングで見かけたのだが、価格は15,900円。

思わず、電話に手が出かかったのだが、とりあえずネットで価格調査を。



で、楽天に飛んでみた。



ラテラルサイトレーナーで検索すると203件ヒットした。

もちろん関連商品も多数引っかかってきたのだが、

この本体だけに限定してもかなりの店舗で取り扱っているようだ。



そして、問題なのは・・・。










その価格差、だ。



楽天では、商品を探しやすいように、いろんな条件で商品検索できるようになっている。

安い順でソート(並び替え)すると、最低価格が5,800円。

高い順でソートすると、15,900円。

最高価格での販売店は、ショップジャパンになっている。



この価格差を一体どうとらえれば良いのだろうか・・・。

サービスが良いのか、悪いのか。

ニセモノなのか、ホンモノなのか。

それを見極める情報は残念ながら、ない。



これは俺の持論だが。

日本国内に、セブンイレブンの店舗は1万店以上あるが、

ネット上では、基本的に1店あれば十分だ。

これにはもちろん前提があって、お客からの距離が等距離であること、

言い換えれば探しやすさが同じ、という条件付での話だ。



この探しやすさ、店側から見れば探されやすさ、というのがネットショップのポイントであり、

いくら良い物を安く販売していても、認知されないことには商売にならない。



安くて良い物を探す、も大変。

安くて良い物を知ってもらう、
も大変。



この、両者の不満、ニーズを解決したのが楽天市場だった。

とにかく楽天に行けば、安くて良い物を探しやすい。

楽天に出店すれば、安くて良い物を探されやすい。



1997年5月、楽天の店舗数はわずかに13店舗だった。

それが7年6ヶ月たった2004年11月時点で、店舗数が1万店を越えた。



言ってみれば、既に
楽天の中で、

安くて良い物を探す、も大変。

安くて良い物を知ってもらう、
も大変。

という状態になってしまっているのだ。



先述のように、楽天の中でさえ同じ商品がかなりの価格差で陳列されている。

販売店は異なるが、リアルの店舗に置き換えて考えれば、

同じ店内の、同じ棚に、同じ商品が違う価格で売られていることになる。

極論に聞こえるかもしれないが、パソコンの画面で見る限り、こういうイメージになるのだ。



だれが、高いものを買うだろうか?



楽天に出店すれば、訪問者は多いし、自店の認知率は高まるだろう。

お客様もたくさん訪問してくれ、売上も伸びるだろう・・・。



こういう幻想を抱いて、高い出店料と、販売マージンを支払うネットショップの数々。

そして、彼ら自身もそれが幻想である、と気づき始めていることだろう。



だから、楽天のショップ出店案内には、こんなFAQが載っているのだ。



:たくさんの店舗の中で埋もれるのではないか?


:そこに気がついていれば大丈夫です。確かに出店だけしても何もしなければ埋もれてしまいます

ですが、
そこに気がついている店長さんは、楽天市場内で広告をうったり、オークションや共同購入の参加、

プレゼント企画の実施など、お客様に対してたくさんの
入り口を増やすことで成長軌道へのせていきます。

そのノウハウは楽天のECコンサルタントが全力でサポートしていきます!

楽天市場では、「楽天マガジン」や携帯電話でのショッピング「楽天モバイルコマース」等の様々なメディアを駆使し、

更にたくさんのお客様の集客に注力しております。

是非、楽天市場へ訪れるたくさんのお客様の為に、
御社のお店へつながる魅力的な入り口をたくさん築いていってください!



要するに楽天の中に、ミニ楽天、ミニミニ楽天が必要だ、と説いているわけだ。

そこに気がついている店長は、良いかも知れないが、

そこに気づいていない店長や、気づいてもどうして良いかわからない店長が大半なのだ。

しかし、楽天には彼らからはしっかりとショバ代が入る仕組みなっている。



このまま膨張を続ければ、後から来た賢い奴に足元をすくわれるかも知れない。

大型GMS(スーパー)がカテゴリーキラーに駆逐されていったように。

サッカーや野球に興じている場合ではないと思うのだが。





さて、これから楽天に出店しようと考えているネットショップのオーナーたちへ。



俺は心から願っている。






そこが。




















落胆市場にならないことを。


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