フランクリンプランナーの粗相を斬る(2004.12.19)



俺はメモ魔とまでは言わないものの、どちらかと言うとこまめにメモを取る方だ。

今使っている手帳は、中身はどこにでも売っているポケットサイズの6穴リフィル。

本体カバーはPTMという一応イタリア製のハンドメイド仕上げ。

こいつを常にスーツの内ポケットに放り込んで持ち歩いている。



公私に関わらず、儲け話のヒントが浮かんだ時は、時を逃さず、図解入りでメモを取る。

走り書きだから、他人が、いや時には自分が読み返しても判読不能なこともある。

そんな断片的なメモがある程度蓄積されてくると、ワープロで体系的に整理し直し、

それを縮小印刷してリフィルとして挟み込む。

こいつを眺めながら、じっとアイデアの発酵を待つ、といった具合だ。



俺にはほとんどアポ(約束)と言うものがないから、何月何日に何をする、

あるいはどこへ行くと言ったようなスケジュール管理は全くしていない。

果たしてこれが手帳と言えるのかどうか。

その前に、こんなサラリーマンがいて良いのかどうか・・・。



そんなずぼらな俺もある時期、大変システマティックな手帳にはまったことがある。



その名も高き、フランクリンプランナー



この手帳は普通の手帳と違って、今日、明日、何をすべきかを、

自分の人生ビジョンに基づいてスケジューリングするよう設計されている。

仕事面、健康面、家族面などの面において、自分の成し遂げたい姿を描き、

それに近づくために、今年、今月、今週何をすべきかを考えていく。

そのように考えていくためのリフィルが満載なのだ。

さらにこの手帳を使いこなすためのセミナーも活発に行われていた記憶がある。

俺は随分とはまり、バイブルサイズのデイプランナー以外に、

アセンドというパソコン用のプログラムも購入したほどだった。



それもいつしか使わなくなり・・・。



別に夢とか、ビジョンとかがなくなったわけではないのだが、

何となく精神的に重くなってやめたような気がする。

ビジョンの達成に向けて無駄が排除されるから、心に遊びがなくなってくる感じがするのだ。



しかし、昨今の怠惰な生活を振り返るにつけ、これはさすがに改善が必要やろ、

と反省し、久しぶりのデイプランナー購入となった。

現在では亜流の国産品があるが、まぁ本家のものを買っておけば間違いないだろう。

以前はバイブルサイズを使っていたのだが、今使っている手帳が小さいサイズだから、

俺はポケットサイズのリフィルをネットで購入した。



そして、届いたのだが、これだった。





俺はわくわくしながら、内ポケットから手帳を取り出し、

届いたばかりのリフィルを手帳にセットしようとした。



すると。

























 左が俺の手帳。今はやりの黒革の手帳だ。

微妙に合わない・・・。



せっかくおもちゃを買ってもらったのに、電池がなくて動かずガックリ。

そんなガキの頃を思い出す。




仕方ない、リフィルのサイズに合わせてフォルダーを買い直すか・・・。


ネットで調べると専用フォルダーのちょっと良いのが、20,000円程度。

かなりもったいないのだが、どうしても新しいリフィルを使いたい。



フォルダーを注文をする前に近くの文具店に出向き、

プランナーと同じサイズの雑書き用メモリフィルを購入しようとした。



しかし・・・。



同じサイズがまったく見当たらないのだ。



まさか、特注品かいの?

文具店の店員に確認するのが、少々怖い。



俺はフランクリンのフリーダイヤルに電話をして確認してみた。



出てきた女性の声の調子は、かなり誇らしげだった。























ポケットサイズは当社のオリジナルでぇ〜す!



A5サイズ(クラシックサイズ)、バイブルサイズ(コンパクトサイズ)と、

標準品が来た後に、なにゆえポケットサイズだけ特注サイズ

俺が今使っている手帳のサイズは日本だけしか通用しないのだろうか。



デイプランナーのポケットサイズを使いたい時は、

@まず専用のフォルダーを購入し、

さらに雑書き用のメモ紙を作ったり、ワープロで清書し直したりするときは、

A専用のパンチがいるというわけだ。

当然、きれいに切るには型紙も必要になってくるだろう。



面倒くさいこと、この上ない。



高慢?理不尽?



いや、単なるアホなのか?






数千円もしたものを、腹立ち紛れに捨てるわけにも行かず・・・。



こうして。





新年を迎え、さっぱりと片付いた俺の机の上には、









一風変わった、




































卓上メモが置かれることになったのだった。

おそらく、余命1ヶ月。


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