堀江被告メール騒動の粗相を斬る(2006.02.20)
先般行われた耐震偽装がらみの証人喚問で、大きく株を上げた民主党。
どこからか入手した秘密文書と、馬淵議員の、コクはないけどキレのある追求で、
自民党田吾作議員の鼻を明かした民主党。
これに味をしめたのか、はたまた成功で脇が甘くなってしまったのか…。
「秘密」というかぐわしい香りに、党員全員、頭がラリラリになってしまったようだ。
で、その急先鋒が、東大出の元大蔵官僚、永田ひさやす大先生。
誰でも作れるようなメールのコピーを振りかざしたまでは良いものの、
自民党の、子供をなだめすかすような大人の対応に、
「ど、どうすれば本物と認めていただけるのでしょうか!」って、自分で考えなさいよ。
で、今日はこの騒動に関する俺の私見をいくつか述べてみたい。
まずこのメールが本物かどうかについてだが、
技術的にどうのとか、文体がどうのとか言う前に最後の「○○堀江」の署名で、
大方ニセモノと見るのが妥当ではなかろうか。
吉本新喜劇か何かで、「ここには誰も隠れていません」と言いながら指さすのと同じレベルだろう。
ちなみに○○のところには@が書かれているらしいのだが、それを隠す目的は一体何なのだろう?
但し、メールはニセモノでも金は動いた、という事実がガセかどうかは別の話だ。
次に仮にこのメールが本物だとして、また実際に3000万の金が動いたとして。
俺は武部幹事長の次男がどんな仕事をしているか知らないが、
実際選挙のコンサルティングのような仕事をしていて、堀江被告の仕事の手伝いをしたのなら、
金の動きがあったとしても、幹事長自身には、何の問題もないではないか。
息子は正規の報酬をいただいたようです、と胸を張ればよろしい。
にもかかわらず、まるでお漏らしでもしてしまったかのような、元気のなさは何であろうか?
息子が仕事をして、その報酬をいくらいただこうが、私に何の関係があるのだ!と言えば良いのに、
生気のない、うつろな表情で記者会見に登場した武部幹事長。
元来正直なオッサンだから、もっとダークな金の動きに思いを馳せていた、と思えなくもない。
堀江被告と武部幹事長と言えば、マスコミでも再々取り上げられる、
「わが弟です、息子です!」の応援演説。
よく考えればおかしな話だ。
自民党の公認でもない候補の応援に、幹事長やら現職の大臣やら。
あまたいる公認候補の中には「何で俺のところには着てくれないんだよぅ〜!」と、
ほぞをかんでいた候補もいたのではなかろうか。
繰り返すが、公認でもない候補の応援に、幹事長と大臣。
NHKではないが、「その時、お金が動いた」と見るのが妥当ではなかろうか。
ま、ウン億いや、ウン十億か・・・。
いずれにしても、お互い想定の範囲内であったに違いない。
ところが。
金はもらったものの、堀江被告のダークな部分を敏感に察知した自民党では、
トカゲの尻尾切りシステムが作動したに違いない。
とは言っても、金はもらうわ、公認ははずすわではあまりに自民党的なやり方なので、
公認をはずす代わりに、売名行為としてうってつけの広島6区から立たせてやったのであろう。
そして、「小遣いくれる、孝行息子です!」となったわけだ。
コラボレーション。
実にフィットする表現だ。
以上はあくまでも俺の推測だが、そこを嗅ぎつけた民主党が、裏でチクチク突いている可能性も考えられる。
メール騒動の仕掛けがあまりにも幼稚で、目くらましとしか思えないからだ。
もしこれが、何の仕掛けもない、見た通りの幼稚な喧嘩だったとしたら、
民主党どころか、日本の行く末も随分と暗いものになると判断せざるを得ないだろう。
前から言ってるように、俺は移住するからどうでもいい話だが。
いずれにしても、今回の喧嘩では自民党に分があるような気がするのだが、
一番得をするのは、自民党ではなく、
反・前原派であることをお忘れなく。
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