タウンミーティングの粗相を斬る(2006.11.12)



先月の25日、東京高裁である判決が下された。

下された判決内容は、半ば公然の事実とされてはいるのだが、

裁判所でこうも明言されると、やはり一抹の寂しさを感じてしまう。



判決:

プロレスに事前の打ち合わせがあることを認める。



みんな、わかって見に行っているんだし、

見たい奴が、自腹を切って楽しんでいるんだから、誰かがとやかく文句を言う筋合いの物ではない。



ところが、これが例えばPRIDEなんかで、吉田とシウバが、

「ここで、こうよけると同時に、袖絡みに行くからな」

「オッケーヒデ。ユーノカンセツ、イタイヨ、ホント」


とかやっている楽屋を目撃したりすると、観客は血相変えてリングに雪崩れ込むことだろう。



「金返せー」

「時間を返せー」

「まじめにやれ、このボケー!」



そう口々に叫び倒すに違いない。

本当はこういうリアクションがあって、当然なのだ。



そう、先日露見した
やらせタウンミーティングに対しても、だ。



八戸市で開かれた「教育改革タウンミーティング」では、質問者10名のうち、

実に6名が依頼質問者で、質問内容はもとより、座る場所も事前に把握していたらしい。



見事なやらせ、と言うか八百長、猿芝居である。



国民の声を広く聞く。

そんな趣旨で開催されるタウンミーティングだが、小泉内閣になって開催された174回のタウンミーティングのうち、

最低でも、半数弱でやらせがあったと、報告されている。



内閣府は、
「円滑に対話を進めるため」とかほざいているらしいが、

これではまるで政府が一丸となって国民を論理誘導していると言っても過言ではない。

体裁だけ、上辺だけうまく見せときましょう、という間抜け公務員ぶり、
公ボケぶりだけがクローズアップされがちだが、

実は、間抜け以上に、
非常に危険な行動なのだ。

ミニジョンイルがあちこちにいる、そう極論されても仕方ないくらいの愚挙なのである。



それが、犯した方には「八百長してごめんね」レベルの反省しかないし、

叩く側の野党、メディアにしても、「ダメじゃないの」レベルの追求しかない。

情報操作しているという大罪の意識がないと言うか、緊張感がないと言うか、平和ボケと言うか。



それらの罪深さと比較すれば、微罪かもしれないが、

このタウンミーティングを開催するのに、1回当たり1100万もの金を注ぎ込んでいたらしい。

1回あたりの集客を400~500人としても、これくらいを収容できる会場なら、

せいぜい100万~200万程度。

集客、運営に関する費用を加えたとしても、ま、400~500万と言ったところだろうか。



どうせD通とか、H報堂とかいったような代理店に、

博多山笠の如く担がれ回され、銀座、赤坂辺りでヨイショ、ヨイショされているうちに、

こんな予算になったのだろう。

馬鹿ほど担ぎやすいと言うが、まさにその通りである。



1回あたりの削減額を仮に500万円としても、174回で8億7千万円の無駄。

当然、全て税金であるが、20億近い金を使って情報操作。

某・北の国からを馬鹿に出来ないほどの、幼稚な国である。



このやらせに絡んだ、公ボケ連中がやっている仕事の質、価値は、

小学生の新聞配達にも遠く及ばないだろう。

黒塗りに乗って新聞配達している馬鹿を想像してみたまえ。

もう、滑稽、滑稽、
烏骨鶏である。



さて、今回の騒動で、皮肉にも脚光を浴びることになったタウンミーティング。

俺も参加申し込みをするつもりにしているが、調査のため当分は再開見込みが立たないらしい。



再開時のテーマは、もちろん「正しいタウンミーティング」の開き方。



そこでは、
昭和のプロレス会場でいつも聞こえていたリングアナの怒声、





あの叫び声が、飛び散る汗とともに、響き渡ることになるであろう。


































お客様は下がって!!
危ないからモノを投げないで下さい!!



少しは締まった国になるであろう。



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