参院選自民党大敗の粗相を斬る(2007.08.01)



投票が締め切られた午後8時をわずか5分ほど過ぎたころ、

テレビでは既に自民党の歴史的大敗が報じられていた。

どのチャンネルも、評論家、識者と呼ばれる方たちが、

にわかヒーローにでもなったかのように、泡を飛ばしまくっている。

合わない入れ歯で、しゃべっているのか、飴をしゃぶっているのかわからない、

そんな田原のオッサンのぬるい突っ込みにも、ただただタジタジの自民党幹部連。



異口同音に、

予想以上の大敗です。

手ごたえはあったのですが。




要するに、いかに国民感情を把握する能力に欠けているのかを吐露しているわけなんだが、

自分たちはそのことに気づかないのだろうか。

まったく恥の上塗りである。

一人くらいは「予想通りの大敗です(キッパリ)」と言い切るくらいの、

すがすがしさが欲しいと思うのは俺だけだろうか。



大敗の原因は、既に語られているように年金に関する不信感、

閣僚の失言、そして不明瞭な事務所費の処理など。

さらにこれらの問題をクリアすべき立場にある首相の頼りなさ。

それぞれの問題は、ひとつひとつ粗相を斬るのネタとして、

もっと言えば2~3回のシリーズで書くべきボリュームなんだが、

俺も何かと忙しいので、今回は例の脳衰大臣の問題について触れてみたい。



具体的な問題に触れる前に。

俺は人を見た目で判断するのは好きではないが、

そうはと言っても、マックのバイトの兄ちゃんではないのだから、

大臣として、見た目、つまり押しとか、恰幅とが必要だと思うのだが、

どう見ても、青山のスーツを着た農協ツァーのコンダクターよ、ありゃ。

東大出か、政治家の子セガレが知らんけど、貫禄がないと言うか。

アルツ大臣やアル中大臣くらいのアクの強さが欲しいところだ。



さて、事務所経費問題…についてだが。

ま、これについてはテレビ、新聞、雑誌がこと細かく触れているので、

ここであえて俺がおさらいすることもないだろう。

使ってもいない事務所の費用を架空計上したり、

最近では週刊現代が、同じ領収書を異なるふたつの収支報告書に使っている、

と、そのデタラメぶりを声高に糾弾している。



重箱の隅はメディアにつついてもらうとして。

俺は今回の脳衰大臣関連で、以下の3つの問題点を指摘しておきたい。



1.政治資金規正法に関して

馬鹿の一つ覚えのごとく、法律に基づいて適正に処理…と言っている、

その法律こそがこの政治資金規正法。

政治活動を資金的な面から律するための法律を自分たちで作ってどうするの?

これだけネットが浸透しているのだから、憲法改正以外でも、

政治家の倫理に関する法律に関しては思い切って国民投票を導入すべきだろう。

この1点に絞って、選挙活動を展開すれば、当選確率も上がったと思うのだが。


2.問題の露呈経緯

例の大臣の事務所費問題が取りざたされ始めたのは、彼が大臣に任命されてから。

つまり、今回彼が大臣に任命されなければ、この問題は地下深く潜航し続けた可能性がある。

と、言うことはだ。

大臣クラス以下の、有象無象政治家の中にも、

ホコリ高き政治家が山ほどいる可能性があると言うことである。

国会議事堂、年から年中大掃除状態でさぞかし大変なことであろう。


3.政治家の志

これは法律云々の前に、政治家としての品位の問題になるかもしれない。

百歩、いや万歩譲って、今回の事務所費処理が適正に行われていたとしよう。

それでも、彼が事務所として申請していた実家は、

固定資産税くらいしか経費が発生しない、ただ同然の事務所だ。

それならば、だ。

正規に申請すれば事務所費をいただけるのですが、

事務所にはほとんどお金はかかりませんし、財政も苦しいことを鑑みて、

この経費は全額国庫にお返しします。


と、語るのがいわゆる、美しい国の、美しい政治家の姿ではないか?



それが。

もらえるもんなら、なんでももらえ。

もらわにゃ、損、損。



こんな政治家が集まって、美しい国など、できるはずもなく。



今朝のニュースで、ようやく大臣の留任見送りを語った総理。

遅すぎる。

今までかばい続けて、最後はこの顛末。





首相官邸には、



今宵も総理の
悲しげな歌声が響き渡っていることだろう。



































赤城の子守唄。

泣くな、よしよし、寝んねしな~。





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