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審美眼(2006/06/04)



物の価値を評価する際、非常に便利な指標がふたつある。

ひとつはブランドと呼ばれるもの。

歴史があるから、世間が良いというから、などの理由で良い物だ、と抵抗もなく受け入れてしまう。

俺の場合も、ブランドに頼って安易に買い物をすることが結構多い。

所有していることでステイタスを感じるというよりも、

恥ずかしくないものを身につけているという安心感の部分が大きいのだ。



もうひとつの指標が、値段。

健康食品や化粧品の例を挙げるまでもなく、

高いだけで効きそう、綺麗になりそうという期待感を持ってしまう。

逆に安いと大丈夫かな、とこれまた根拠のない疑いを持ってしまう。



ブランドと値段、この二つがなくなると、評価と言う点に関して実に情けない自分に気づく。



久しぶりに美術館を訪れてみた。

北欧の焼き物を多数展示してあったのだが、

ブランドとしてはアラビア窯ということでみな同じ。

作者の力量はさっぱりわからないし、もちろん値段などついていない。



こうなると、どれが良いのか、悪いのか、さっぱり見当がつかないのだ。

実際、良い悪い、好き嫌いは自分の視点で決めれば良い話だから、

悩む必要などないはずなんだが、不安と言うか、自信がないと言うか。

自分が選んだものを人がどう思うか、が気になって仕方がないのだ。



最近はネット上のコミュニケーションが発達して、

物を購入する際に他人の意見を参考にすることが非常に多くなってきた。

品種の多いものや、評価が難しい高機能なものなどは、

文明の利器を活用するに越したことはないが、

本や絵、音楽、料理などは、自分の五感で評価するという姿勢を持ちたいと思う。



それを他人がどう言おうが、臆せず俺は俺、と言えばそれで良いのだ。




クレーム問題(2006/05/11)




先日あるテレビ番組でクレーム処理を取り上げていた。

番組内で、さまぁ〜ーず大竹が実際にクレーム電話を入れたり、

色んなケーススタディがあったりと、前職、前々職で何度も土下座させられた俺も、

興味深く色んな事例を眺めていた。



その中のひとつのケース。

とある高級レストランに、セレブのオバハンがペットを連れて入店。

店の入り口にはペットお断り、と大きく書かれた注意書きが貼ってある。



店員は他のお客様の迷惑になりますからと、何度も注意するのだが、

そのオバハン、最後は「ペットじゃなくて、家族です」と言い出す始末。

で、この事例を解説したのが、「社長を出せ!」というクレーム本で知られる、

クレーム処理研究会の川田茂雄氏。



「こんなわがままなお客様でも、対応の仕方によっては良いお客様になることもあります。

クレームが優良客の獲得につながることもあるのです」



一同、「ホォ〜・・・。そういう見方もあるんですね。」



冗談じゃない。

一対一の対応でならともかく、周囲に他の客がいる状態で、

こんな一人の客のわがままを許したら、他の客がどれだけ嫌な思いをするか。

店に対するロイヤリティも低下し、足を運ぶ回数も減るかもしれない。

「あの店はね・・・」ってな感じで悪い噂も広まるかもしれない。

逆に、スパッとレッドカードで出入り禁止にでもしておけば、

店に対する評価もグッと良くなったかも知れないのだ。



誰だって、意味なく自分以外の人間が特別扱いされるのを不快に感じるものだ。



こっちに非があるのならともかく、

こんな傍若無人な客は問答無用で切り捨てるに限る。

そうやって俺は、何人ものお客様と取引を断ってきた。

ま、頭を下げた回数はその比ではないが。



いずれにしても、俺なら小泉総理でもつまみ出す。

アイム・ソーリーと言いながら。




武士道精神(2006/03/19)



ワールドベースボールクラシック(WBC)で、

日本代表が韓国を下し、キューバとの決勝戦に臨むこととなった。

韓国には三度目の対戦でようやく勝利、なんだか溜まっていたニキビの芯がやっと出てきた感じだ。



6−0の快勝で選手はもちろん、多くの日本人も溜飲を下げたことだろう。

確かに嬉しいのだが、心から喜べる状態ではないというのが正直な気持ちだ。

ひとつ目は負け越しながら準決勝に進んだこと。

ふたつ目は同一チームと三度も対戦するという、いびつなシステムが釈然としないこと。

そして、三つ目が最も大きいのだが、イチロー選手の発言。



彼は韓国に2度目の負けを喫した日、「野球人生で最も屈辱的な日」と語った。

悔しい気持ちはよくわかるが、「屈辱的」という言葉をつかうほど、

彼我の力の差がそんなにあるとは思えない。

この言葉を聞いた韓国人選手の方がよほど屈辱的に感じたに違いない。



「我々も全力を尽くしたが、相手も素晴らしかった。

もしもう一度対戦できるのなら、雪辱を晴らしたい。」



新渡戸先生もそう語って欲しかったに違いない。





大河ドラマ(2006/02/20)



本当は粗相を斬る、で書きたいくらいの内容だ。



今年のNHK大河ドラマ「功名が辻」

司馬遼太郎が泣いとるわ・・・。



今までも、かなり我慢してみていたのだが、

つい先日の第7話「妻の覚悟」

もう、いけん。



一豊の家臣、新太郎(前田吟)の妻ふねが流産して死ぬのだが、

私が気を使わなかったから・・・と悲嘆にくれる一豊の妻千代の傍らで、

母上を返せ、と家来のこせがれの癖に傍若無人な息子。

それを満足にいさめることもできない家臣で父親の新太郎。(切腹もんよ、こりゃ)

家出したこせがれを、雨の中一晩中探し回る一豊ファミリー。

暖かい一家の愛に包まれて、すかさず改心するこせがれ。



なにか?幼稚園の劇か?



脚本の大石静が良いとか、悪いとかではなく、

彼女の作風、司馬作品、大河ドラマ・・・全てがアンマッチ。



功名が辻・・・。






高名になりたいだけのプロデューサーが、巧妙にしかけた陳腐なドラマ。





冬季オリンピック開催(2006/02/09)



長い間、本当に長い間疑問に思っていたことを、

つい最近週刊ポストがようやく解明してくれた。



その疑問とは、4人乗りボブスレーの真ん中二人は何をしているか、というものだ。

俺は以前から、あれならジェットコースターに乗って騒いでいる女子高生と変わらんやん、とか、

これから練習したら、俺もオリンピックに出れるかも、と思ったりしたものだ。



で、正解は(以下ポストより引用)、

真ん中の二人が活躍するのは、スタート時、250kgあるボブスレーを全員で押して走り、

加速をつけるときだけ。乗り込んだらひたすら姿勢を低くし、空気抵抗を避けるため、

理想の選手像は「足が速く力持ちで、体重の重い選手」


らしい。



なんだか、乗り込むまでの段階で勝負の大半が決しているような気がしないでもない。

ちなみに先頭の選手は操縦を、最後尾の選手はゴール後のブレーキ担当らしい。

スケルトンにしても、リュージュにしてもそうだが、スポーツというよりも、度胸試しと言った方が・・・。

スキーのジャンプは元々、犯罪者の懲罰として行われていたと聞くし。



冬のオリンピックは、どうしてこんな競技が?と感じるものが案外多い。



俺もこれからのオリンピック出場を目指し、

日々、掃き掃除に励みたいと思っている。





ライブドア騒動(2006/01/26)



金持ちの馬鹿息子が、高価なおもちゃなどを持っていると、

最初はうらやましがって、擦り寄ったりしていても、

自慢が度を越すと、羨望はやがて憎しみに変わっていく。

従えていた者が突如として、敵になる。



違法行為があったのなら、それは間違いなくとがめられるべきことなのだが、

世の中には、もっと「その優先順位」の高い人、企業がたくさんあるのに、と考えると、

つくづく、自慢が度を越してしまったんだなと思う。



自分が持たないものを持つ人に対して、

事業の中身がないだとか、志が低いだとか、あるいは節操がないだとか。

聖なる戦いを挑む人が引きも切らない。



家賃250万から3畳ひと間へ、と見取り図まで持ち出し、

他人を低めて、つかの間の優越感に浸る人たち。



はたまた、自民党の責任がどうとか・・・。



今回の一件から何を学び、これからどう活かしていくのか?

世代を超えて語り合う場を設けて欲しいものだ。

経営学上、人生哲学上、これほど示唆にとんだ教材はないだろう。





ワイドショーやみのもんたに求めるのは所詮無理と言うものか。





当面の目標(2005/12/06)



休日の朝。

朝日が差し込むリビングでソファに腰掛け、

コーヒー片手に新聞を眺める。



夏の日の夕方。

キンキンに冷えたビールをジョッキ半分一気に飲み干し、

ラー油たっぷりのタレに浸したギョウザをほおばる。



今では、ヤクルト一本満足に飲み干せなくなった、俺の憧れ。

そして今日、この二つの憧れが「今後3年以内に成し遂げたいできごと」に加わった。



以前も成し遂げたいリストは作っていたのだが、

癌が見つかって作り直してみると、また随分と違うものが出来上がってしまった。



ちょっと小ぶりになって、寂しい気もするが、

夢や目標を持って生きることの尊さに変わりがあるわけでなし。



元気になったら「成し遂げたいリスト」の見直しをすること。

そう書き加えると、また少しずつ元気が沸いてくるような気がした。











人脈(2005/11/13)



会社を辞めてからの8ヶ月間で色んな方とお会いした。

中には、随分と著名な方もいらっしゃったし、

世には出てないものの、素晴らしい仕事観をお持ちの方とも多数お会いさせていただいた。



こうして気軽に話したり、食事ができたりする人が増えてくると、

自分の仕事の広がりも随分と違ったものになってくるし、

また時には有難い話が突然舞い込んできたりする。



若いころは、人脈作りなんか、せこいやり方だとうそぶいていたのだが、

やはり、身近に色んな経験を積んだ方たちがいらっしゃるのは随分と心強いものがある。

俺も歳をとるにつれ、丸くなってきたのだろうか。



さて、人脈作りと言うと、決まって出てくるのが、

セミナーや勉強会、あるいはパーティに参加して名刺を配りなさい、

名刺を配ったら、即日お礼の手紙を書きなさい、とか言ったノウハウなんだが、

実を言うと、俺はこんなことは一回もやった覚えがない。



俺が今までやってきたことと言えば、

出会ったすべての人に対してではないが、これはと思う人にはとことん力を出し尽くしたことだろうか。

とにかく見返りを求めず、相手がびっくりするくらいのレベルに仕事を仕上げる。

そうすれば、必ず次の仕事につながるし、何かの折に俺の話が出て、

また別の人への紹介につながるということが多いのだ。



あまり意図してやってきたことではないのだが、振り返ってみるとそういう努力の積み重ねが、

新しい人脈構成につながっていると思えて仕方がない。



先日、昔の部下と食事をしながらそういう話をすると、

「今から将来に備えて一から人脈を作っていくのも大変ですね」

とため息をつくから、俺はこう言ってやった。



「俺に対して自分を売り込むことに成功したら、

俺がつながっている、多くの重要な人脈を自分のものにすることができるんよ。」



そしてそれは、

今こうして、俺のサイトを見ている皆さんにも言えることなのだ。

意気投合したならば、一緒に儲けようではないか。






選挙(2005/09/11)



9月11日の午後11時。

どのチャンネルをひねっても、選挙速報で持ちきりだ。

結果はと言うと、開票終了を待たずして、自民大勝、民主大敗の様子になってきた。

恵比須顔の小泉首相とは好対照に、苦渋の表情を浮かべる岡田代表。

どの局のキャスターたちも、まさに鬼の首を取ったような勢いで、岡田代表の責任を追及している。

辞任するんですか、どうなんですか?

大敗の原因はどこにあったのでしょうか?

自民にあって、民主になかったものは何でしょうか?


岡田代表は、結果を厳粛に受け止めたいと応えるのが精一杯だ。



そこに追い討ちをかけるように、あの田原何とかと言うお茶目なキャスターが、

「厳粛とか、そんなものはどうでも良いんだ。何故負けたんだ?」と。



開票が始まって、3時間程度で原因とかがきちんとわかるくらいなら、

選挙運動中にきちんと対策立てるやろ?

ま、今回の選挙に関して言えば、選挙期間の割りに伝える中身が多すぎて、

結局、劇画の方がわかりやすくて、小難しい純文学は避けられた、という面もあるのではなかろうか。



民主党には、今回の敗因をきちんと分析してもらって、

次の成功へのワンステップにしていけば良いだけの話である。

「お願いします、お願いします!」の選挙期間中だけでなく、

常日頃から、国民を啓蒙し続けることの必要性を痛感してもらえばそれで良いと俺は思っている。



それにしても、どの局を見ても、中継の段取りは悪いし、

キャスターは頓珍漢な奴らばかり。

「ほら、私の言ったとおり、自民の大勝になったでしょう?」

と、言う奴が一人もいないことをみても、いわゆる有識者のレベルも・・・・・。



ま、一番びっくりしているのは、小泉首相自身だと思うが。









往復書簡(2005/08/29)


先日書いた、高野連の粗相を斬るに関して、以下のようなメールをいただいた。


ヨヨケンさんへ

いつも楽しくギャンブル日記を拝見させてもらっていました。

粗雑を斬るをみて共感し思わずメールさせてもらいました。

私は秋田で整形外科医をしているのですが、野球をしている子供たちの現状は悲惨なものです。

毎年秋田の小学生と徳島の小学生を対象に数百人単位で主に肘、肩関節を検診していますが、

小学生のときから変形ははじまっています。特にピッチャーが多く、球数に比例するといっていい状態です。

学童野球連盟の規則で一日50球まで、週3回程度の練習が望ましいとされていますが、

それが守られているところはごくわずかです。一日2試合平気で投げさせている監督もいます。

練習しなければうまくならないのはわかります。子供たちも選手になりたくてやっている子が多いでしょう。

しかし体は確実に悲鳴をあげています。なかには取り返しが付かなくなっている子もいます。

監督やコーチ、父兄にそのつどアドバイスはするのですが痛みがひどくならなければつれてこないのが現状です。

目的が違うといわれたらそれまでですが、長く野球を楽しみたい、

本当に上を目指すのであればしっかりと体をつくりそれから技術をつけていってほしいと思っていますし、

説明もしています。難しいことはわかっているのですが。

ヨヨケンさん、これからもどんどん粗雑を斬っていってください。

応援しています。P.S.アダルト的散歩道もよろしくお願いします。    かまちゃん


俺は、早速返事を書かせてもらった。


メールありがとうございます。

今日ちょうどNHKのBSで「村田兆治の日本直球島紀行」という番組を見ました。

ご存知マサカリ兆治と元ロッテの水上、元巨人の鈴木選手3人が

子供たちに野球を教えるために離島をめぐる紀行番組です。

小中学生を真剣に教えた後は、子供たちが55歳の村田氏が全力で放る球に真っ向勝負する、

心が洗われる番組です。

三振しても、子供たちの目はらんらんと輝き、ありがとうございました!と非常に礼儀正しい子供たちばかり。

元プロ野球選手と子供たちのひたむきさ、野球にかける熱意に今日は本当に涙が出ました。

練習後、子供たちの家を訪れ、父親に買ってもらったトレーニングマシンを見た村田氏は、

「このダンベルは重過ぎるから、体を痛めるよ。

筋力と言うのは少しずつ、ゆっくり育てないと本物にはならない」

と、肘を痛めた氏だけに、本当に心の通ったアドバイスでした。

このように、本当に野球を愛し、野球を通じて人生勉強させる人たちがいる一方で、

商業化され、そして大人たちに毒された子供たちがいると思うと胸が痛みます。

子供たちの中にも将来はプロ野球選手になってお金を稼ぎたいという気持ちがあるかもしれません。

しかし、ほとんどはうまくなりたいというひたむきな気持ちだと思います。

そんな子供の純真な気持ちに応えられている大人がいったいどれだけいるか。

どんな世界でもそうですが、思いやり、そして愛情が今ほど求められている時はないと痛感しています。


拙幼な文で恐縮ですが、また遊びに寄って下さい。

ヨヨケン



わがまま放題に育てられた子供が、高校の野球部で規律を乱し、

それを指導した先生がいじめたとして咎められる。


子供は悪くない。


教育こそが問題なんだと、痛烈に感じる今日この頃です。



エンタテイメント業(2005/08/06)



先日の広島対巨人戦で、怪我のため休んでいた清原選手が久しぶりに先発出場した。

スタメン発表前にも、どうやらコーチとひと悶着あったらしいのだが、

打順は入団時以来となる、19年ぶりの7番。



それに憤りを感じたのかどうかは知らないが、

ホームランを放ってベンチに帰ってきた時、チームメイトと交わすハイタッチも無視し、

不機嫌な表情のまま、ベンチにどっかと腰を下ろしたらしい。

手を差し出す、堀内監督さえも無視して、だ。



野球はチームで戦うスポーツだが、

こんな雰囲気のチームが、まともな戦いなどできるはずもなく。

後半戦が始まって以降今日現在、どん底と言った表現がぴったりの戦いぶり。

とても金を取って人に見せるような試合ではない。



開幕前、「泥水を飲む覚悟で臨む」と言い放った清原選手。

そんな彼を大人げないと批判する向きもあるだろう。

しかし、そんな彼を、そしてそんなチーム状態を変えられない、

監督に一番の責任があると俺は思う。



開幕前からも堀内監督と清原選手との間の確執が報じられていた。

本心から言えば既に峠を過ぎた彼を使いたくないのかもしれない。

興行面を配慮したフロントから強制指示が出ていたのかもしれない。



しかし、現場を預かる責任者としての立場上、

清原選手の暴挙をこのまま放置しておくということが許されて良いわけがない。



周囲を、上司をなめまくっているわがまま社員。

それを糾すこともなく、勘違いのクールさを貫く管理者。



フロントの指示だとか、プライドがどうとか。



内部の事情は知らないが、

不機嫌そうな顔をして、だまってテーブルに水だけ置いて去っていく。

そんなウェイターがいるレストランに誰が行くだろうか?



サービス業、エンタテイメント業の本質を全社レベルで考え直して欲しいものだ。




パラダイス(2005/07/21)




ここのところ、仕事でよく2号線を走るのだが、

そのたびに気になっていたのが、三永にある不思議なラーメン屋。

こんな大きな看板が目を引くのだが・・・。





一度寄ってみようということで、ジョンさんと二人で入ろうとしたのだが、

不思議なミニ看板が次から次へと。



 

長浜ラーメンにタンタン麺ってあったっけ?



尾道ラーメンにとんこつはないやろ。



俺は味噌ラーメンを食いたくて入ったのだが、

味噌ラーメンを頼むと、おばちゃんが「どこの?」と聞いてくる。

見ると、札幌味噌ラーメンと旭川味噌ラーメン、

さらに、何故か広島味噌ラーメンというのがある。

とにかくメニューが膨大なんだが、違いが不明な、微妙なものが多いのだ。



尾道ラーメンにも、姉妹品として尾道千光寺ラーメンというのがあったり、

またそれぞれとんかつがのっていたり、えびかつがのっていたり・・・。



俺は旭川味噌ラーメン、ジョンさんは尾道えびかつラーメンを注文。

結局、他の姉妹品との違いがわからないまま、店を出た。



どこが、どう違うのか、強面の主人を見ると確認する勇気もなく・・・。



いずれ、朝日放送の探偵ナイトスクープに捜査依頼をするつもりでいる。







社長交代劇(2005/07/18)




ユニクロの玉塚社長(43)が、業績不振を理由に更迭されたらしい。

98年に旭硝子などを経てユニクロに入社、そのわずか4年後に社長に抜擢された。

業績そのものは伸びてはいたのだが、目標に到達しなかったため、というのがその理由らしい。



2002年、社長に就任した時は、おそらく血沸き、肉踊る思いであったろう。

あれもやりたい、これもやりたい、とにかく業績を伸ばしてやる・・・。

彼の上に、柳井会長さえいなければ、あるいはもっと色んなことができたかも知れない。



俺にも似たような経験がある。

ユニクロとかいった大きな企業ではないし、肩書きも社長ではなかったが、

期待され、任されて、血沸き、肉踊った思い出がある。



色んなアイデアを思いついたのだが、呪縛と言うものはどうしようもない。

上に絶対的な権力を持つ、特に創業社長などがいると、

どうしても思い切れない部分が残ってしまうのだ。

心の中で、顔色を伺う、とでも言うべきか・・・。



過去において、俺はこのサイトで中国向けは苦しいだろうとか、

何を思ってトマトなんか売るの?とか書いてきたが、

それらが玉塚氏の発案によるものか、柳井氏によるものか、知る由もない。

どちらであろうが、今の玉塚氏の胸に去来するのは、無力感、これしかないだろう。



3年前、どんな理由で社長を玉塚氏に譲り、

そして今、その職を取り上げようとするのか、真意のほどはわからない。



自分の意に沿わない監督をクビにしたり、呼び戻したりする、

どこかのオーナーのわがままとそう大きな違いはないと思うが、

いずれにしても、ユニクロという社会的公器の、

そして従業員の、成長への芽を摘んでしまったような気がしてならない。



任せた以上、業績が伸びている以上、

とことんまでやらせてみて、思うとおりにどんどんやらせてみて、

その姿や実績が、自分の事業欲を満たさないと言うのであれば、

別の会社を興せば良いではないか?



いつかまた、社長交代の時期が必ずやってくる。

その時、あやつり人形で満足する物好きが来てくれれば良いのだが。






国民意識(2005/06/26)



拉致被害者家族連絡会(家族会)が、24日から3日間の予定で座り込みを続けている。

政府に対して、北朝鮮への経済制裁を求める座り込みだ。

場所は、永田町の衆院第2議員会館前、首相官邸と目と鼻の先。



座り込みの最中、アメリカ大使館の職員が名を伏して差し入れに来たらしい。

それに対して、小泉首相。

声を交わすことも、顔を合わせることもなく、車で官邸を後にしたらしい。



これは、俺自身すごく反省していることなんだが、

拉致事件の被害者=運の悪い他人、

という捉え方をしている人が多すぎるのではないかと思う。

横田夫妻の娘が拉致されたということ以前に、

我々、日本人の同胞が拉致されたということを考えなくてはならないだろう。



家族会の問題ではなく、日本、日本人としての問題なのだと。



家族会という呼称が「運の悪い他人」意識を増幅させているのかもしれないが、

我々日本人一人一人が、国としての問題として認識することが重要なのではなかろうか。



だから、政治家などよりも、国民へのアピールを優先すべきだと俺は思う。

代議士という名前が、名ばかりのものになった現在、

国民の総意をまとめ、それをぶつける手段がほしい。



教科書問題にしても、靖国問題にしても。

頼りにならない政治家に、代わって、議論してもらうのではなく、

国民の総意をまとめ、それをぶつける手段がほしい。



政治に対するあきらめ、その一方にある焦燥感。





ある飲み屋にて(2005/004/22)


ずいぶん遠ざかっていたあるラウンジに、久しぶりに寄ってみた。

7時半ということで客は誰もいなく、俺一人。

女の子の顔ぶれもずいぶんと変わっていたのだが、

俺についてくれたのは、顔なじみの子で歳は30歳。

きさくな性格で俺もその子との会話を久しぶりに楽しんでいた。



しばらくすると、サラリーマン風の男が俺と同様一人で店に入ってきた。

陽気な性格らしく、ついた女の子二人といきなり大きな声で話し始めた。



大きな声で話すのは別にかまわないのだが、

やがて、その客が俺についた女の子にちょっかいを出し始めた。

席は8席分ほど離れていたのだが、何かにつけて俺の前にいる子のことを、

オバハン、オバハンとからむのだ。



オバハン、白いブラが見えとるで。

オバハン、腹が出てきたの。



言われた当人は自嘲気味に「どうせ私はオバハンよね」と言っていたのだが、

そう言われて面白いはずもない。

最初は俺も聞き流していたのだが、あまりのしつこさにやがて俺は限界を迎えてしまった。



「お兄さん、さっきから黙って聞いとりゃ、わしの女にオバハン、オバハンゆうてあまりに失礼やろ」



もちろんこの子とはつきあったこともないし、俺の女でもない。



「ここに来て手をついて謝るか、今すぐ出て行ってくれんかの」



俺以外の人間は、全員固まったまま動かなくなってしまった。



何事もなかったかのように、俺はその子との会話を始めたのだが、

しばらくしてそのサラリーマンは出て行ってしまった。



「客減らして悪かったの」と言うと、

その子は目を少し潤ませて、一言「ありがとね」



金を払うのは確かに客の方で、お客様は神様かもしれない。


しかし、だからと言って、決して暴君になってはならない。

どんな業界においてもだ。







嗚呼、イーグルス(2005/03/30)


50年ぶりに新規参入を果たし、

つい先日歴史的な一勝目を挙げた楽天ゴールデンイーグルス。

喜びもつかの間、翌日にはこれまた歴史的な大敗を喫してしまった。

その後もソフトバンクにあしらわれ、現時点で1勝3敗。

順位は同率の4位にとどまってはいるが、今シーズンの先行きはあまりに暗い。



選手も岩隈、磯部あたりは一線級と呼んでも良いのだが、

後の選手は、既に峠を下り掛けといった感じが否めない。

新規参入ゆえ、良い選手を獲得しにくい、というハンディキャップは仕方ないとして、

俺が疑問に思うのは、監督をはじめとするスタッフの選定だ。



まず田尾監督。

おそらく新球団にふさわしい、フレッシュさを買ってのことだと思うが、

コーチ経験、ましてや監督経験のない人をどうして選んだのか。

百歩譲って、球団の顔として監督要請したのなら、

どうして彼を補佐するヘッドコーチが、最下位請負人の山下氏なのか・・・。

彼以外でも、駒田、小野、上川とコーチ陣にはいずれも?がつきまとう。



スタッフ、選手が固まった時点でおおよその予想はついていたのだが、

2戦目で大敗を喫した後の監督の言動を見ると、

これは予想以上に苦しいかなと思わざるを得なかった。

この試合でめった打ちにあった3投手を「とても一軍レベルではない」と叱責し、

即、2軍行きを命じたらしいのだが、オープン戦でそれなりの実績を上げ、

開幕一軍を決めた監督自身が、たった一度の失敗でどうしてこのような即断ができるのか?



これは明らかに自己否定ではなかろうか?



代わりに2軍から上がってくるベテラン選手が1軍レベルというのなら、

なぜ彼らは、開幕時に2軍にいるのか・・・。

2軍行きを命じられた3投手に対する、精神面でのフォローがいかになされたのかは知らないが、

こんなことでは選手間に不信感がわき上がるのも時間の問題だろう。



フロントは大急ぎで新外国人の獲得など、補強に走り回っているらしい。

今さら、という感じがしないでもないが、ふたを開けるまでこの実情が把握できていなかった、

現場スタッフを一新した方が、よほど生産的ではなかろうか。



新戦力の獲得にオーナーのポケットマネー10億をつぎ込むくらいなら、

野村のオッサン呼んでこい、と俺は言いたい。




家庭教育の放棄(2005/03/24)



ゴミ捨て場のゴミにたかるカラスを見れば、傘で突付いたりして追い払うことは簡単だ。

野良猫が可愛い小鳥を狙っていれば、シッシっと追い払うことは誰でもするし、

犬がベビーカーにいる我が子に吠え掛かれば、

飼い主に向かって注意をすることも出来るだろう。



しかしこれが、飼い主の手元から逃げ出した、トラだったとしたら。

あるいは、大切な作物を狙う獰猛なイノシシや熊だったとしたら。



世の中には、カラスかトラか区別がつかない生き物が満ち溢れている。



タバコを吸っている中学生を見て安易に注意したら、実はこれがトラだった、

とかいう話は実によく耳にすることだ。

善意で注意したばかりに、重傷を負わされたり、殺されたり。



内閣府の調査結果によると、少年非行を注意すると答えた人はわずか1割だったらしい。

見てみぬ振りをする人がもっとも多く54%。

そのうち、78.8%の人が「暴力をふるわれる恐れがあるから」と答えている。



注意して聞き分けのある「人間」だったら、誰しも素直に、躊躇することなく注意するだろう。

しかし、言葉の通じない、ましてや凶暴なトラや熊に注意する人などどこにいよう?



俺自身、タバコを吸っている中学生、高校生を見ても注意することはない。

きりがないと言うこともあるし、暴力を振るわれるということもあるのだが。



最も大きい要因は、

何で俺がこいつらの親や教師に代わって教育せんといかんの?

と言うことだ。



ペットを甘やかし放題にして糖尿病にするのは勝手だが、

人間を甘やかし放題にして、放し飼いにするのだけはどうか止めてほしいものだ。







番組に合った時間帯を(2005/03/15)



家にいる時間が長い割りに、ほとんどテレビを見なくなった。

見るといえば、夜のNHKニュースと、昼の12時から放映しているWOWOWのCSI。

Crime Scene Investigationの略で、日本で言えば鑑識、もしくは科研に相当する。



12時から番組が始まるから、俺の昼休憩は11時50分に始まる。

10分で手早く昼飯を作り、万端整えてテレビの前に座って昼食となる。



このCSIは、毛髪とか指紋とか、そんな些細な物証から論理の筋道を作り上げ、

緻密に犯人を追い込んでいくところが実に面白い。

ストーリーの展開はコロンボ並みの面白さなんだが、冒頭で犯人バラシをしないから、

自分自身推理をしながら、番組を楽しむことが出来る。



ただ、惜しむらくは・・・。



犯罪物ゆえ、と言えば仕方ないのかもしれないが、

えぐられた頭部、はみ出した臓物、腐り果てた死体など、

とても食事時の番組とは思えないような、香ばしいシーンが満載なのだ。



先日も、はみ出した腸と、食っていたキムチの色がかぶって、

さすがの俺も、思わず箸が止まってしまった。



アメリカでの放映時間は知らないが、

昼時に飯を食いながら、この番組を見る日本人はそう多くないのではなかろうか。



せっかく面白い番組なのに、視聴率低迷で打ち切り、にならないよう心から心配している。




水晶玉(2005/03/07)


テレビや映画でたまに目にするワンシーン。

占い師が大きな水晶玉に手をかざし、何やら色んな呪文を唱え始める。

そうすると、占って欲しい人間の将来が、次々とその水晶玉に現れてくる…。



お前は将来大きなチャンスをつかみ、大富豪になるだろう。

お前はこの女と相思相愛と言っているが、決してこの女と結婚してはならないぞ。

今はピンピンしているが、半年以内に交通事故であの世に逝ってしまうだろう。



もちろんフィクションだ。

こんな占いや水晶玉で自分の将来がわかったのでは、たまったものではない。

ましてや自分の寿命を他人に言われたりすると、おそらく多くの人が、

馬鹿馬鹿しいの一言で片付けてしまうことだろう。



ところがこの水晶玉が、実際に存在し、

あなたの余命を宣言したとしたならば、

あなたは残された人生と真正面から向き合えることが出来るだろうか?



YAHOOで見つけた、ある青年のブログ。



5年前に癌を発病し、以来癌治療を続けてきた29歳の青年がいる。

半年に一度検査をしながら、経過を見ていたのだが、

ある時異変を感じた彼は、仕事の関係でかかりつけの医者に行くことができず、

やむなく近くの病院で診てもらってらしい。

そこの先生は、診断結果を踏まえ、かかりつけの医者に紹介状を書いて彼に手渡した。



紹介状を受け取ったのが、金曜日。

土日は病院は休みだから、彼にとっては地獄のような二日間だったらしい。

そして、彼は耐え切れなくなって、紹介状の封を開けた。



自ら、水晶玉の中を覗き込んでしまったのだ。



レベル4、末期だった。



見た方が良かったのか、見るべきではなかったのか。

今のところ何とか健康な俺に、答えを出せる問題ではない。



彼はこの8月、長年連れ添ってきた彼女と結婚する。



回復を信じて、全力で生き抜く彼を、陰ながら応援していきたいと思っている。



「☆俺の人生☆愛する妻と癌をぶち破れ!!」












ネットのねじれ現象(2005/02/19)


先日、楽天市場に関する粗相を斬る書いたのだが、

今日また奇妙な、ねじれ現象を発見してしまった。

深夜のテレビショッピングを見ていて興味をそそられた「洗剤革命」

この洗剤は、粉末を水に溶かして使用するタイプなのだが、

汚れたものを浸けておくだけで抜群の洗浄力。

加えて消臭、除菌効果も非常に高いらしい。

食器から、家具、壁、自動車と何にでも使えるスグレモノ。



俺は、洗浄・消臭・除菌効果よりも、「浸けておくだけ」という部分に惹かれ、

思わず電話に手がでかかった。

いつも俺が使っているビールグラスは、でかくて中を洗うのが結構大変なのだ。

それと急須のように形状が複雑なものや、

手が届きにくい洗濯機の内漕なども非常に手軽に洗浄できる。



テレビショッピングで紹介されていたのは、1kg入りで8,880円。

毎度のごとく、楽天市場で調べてみると・・・。



まず、300g入りも含めて「454件」がヒット。

これを値段別に並べ替えてみる。

すると、当然序盤は300g入りがずらっと出てきて・・・。



最低価格4,300円を発見。

後は4,980円とか徐々に値段が高くなって行き、

338件目にテレショップ価格の8880円が登場。



ちなみに1kg入りを4,300円で販売しているショップでは、

300g入りが1,500円でこれも最安値。



問題は、同時に開催されている楽天オークションで、

300g入りの希望購入価格が2月19日時点で3,100円となっているということだ。



「安く買いたい」が基本のオークションよりも、安い価格で販売されているという事実。



これを消費者の勉強不足と見るべきか、提供者側の手抜き・不親切と見るべきか。

何の業界でもそうだが、こういったねじれ現象があるところには、

案外宝の山が隠されているものだ。






(ちなみに洗剤革命を買うのなら、ここが現時点で一番安い)



自社製品(2005/02/05)


日本では品薄状態が続いてシュアを落としてしまったiPod。

その分、アメリカ国内の市場に回すタマが増え、かなりのシェアをキープし続けているらしい。

ご存知のように、iPodはアップル社の製品で、今では比較するのもどうかと思うが、

過去においてはあのマイクロソフト社と競い合ったパソコンメーカーだ。

思想的にはアップル社のパソコンの方が遥かに先を歩いていたのだが、

総合力の差で、結局パソコン市場においてはジリ貧を続けるメーカーになってしまった。



そのアップル社において久々のスマッシュヒットとなったiPod。

マイクロソフト社内でもかなりの従業員が使っているらしく、

報道によると、実に80%の従業員がiPodユーザーらしい。



これに苛立ちを隠せないのがマイクロソフトの経営陣。

iPodを使わない覚書を書かせたり、査定に加味すると言うことも始めだしたらしい。



自社製品を社員に購入させる、あるいは競合他社製品を使わせない、

といった施策は、他業界でも、そして我が国においてもよく見聞きすることだ。



例えば広島にあるマツダ。

従業員は元より、協力会社、関連業者もマツダ車の利用を強制させられる。

工場内に工事で入る建築業者でさえ、マツダの軽トラでないと入場もおぼつかない。

今は多少緩和されているかもしれないが、過去にはこんな厳しい管理が行われていた。



これに対し、同じ国内の自動車メーカーでもホンダは対極の姿勢を示す。

従業員であっても、どこのメーカーの車に乗ろうが全く自由なのだ。

どうぞ、好きなのを選びなさい、それくらい自社の製品に自信を持っている。

実際、研究、開発、製造に従事する若手のエンジニアが他社製品を使えば、

長短所の比較ができたり、自社製品により一層自信を深めたり、と良い点はたくさんあるだろう。



先ほどのマイクロソフトの話に戻ると、ある社員がいみじくもこう語っている。



経営陣の気に障るかどうかなど、実際どうでもいい。

やり方がまずい理由を説いてやるさ。

iPodを使わせたくないなら、まともに動く使いやすい製品を出せばいいのだ



謙虚さを忘れ、権威を振りかざし、

無理やり蓋をしたとしても、それでは人も企業も伸びないのだ。






券売機(2005/01/26)


JR広島駅の新幹線口にあるみどりの窓口に、

自動券売機が6台設置された。

コンサルタントをしていた時は、時間ギリギリの出張が多く、

対面販売のもどかしさにやきもきしていたのだが、

これで随分と効率が良くなるだろうと思っていたら・・・。



先日博多へ出張した際。

6台ある券売機は誰も使っていないのに、

対面販売のカウンターには、10人以上の客が列を作って並んでいる。

4,5人の窓口担当者が、あたふたと発券している一方で、

列に並んでいる客たちは、時計を見ながらイライラしている様子。

キャッシュもカードも使えるし、指定席の予約もできるし、領収書も発行される。

使い方がわからないから、使わない、これ以外の理由が浮かんでこない。



かたや、博多駅の自動券売機。

乗降者数はこちらの方が多いはずだが、設置台数はなぜか3台で、

対面販売のカウンターと同様、客が列を成して並んでいた。



博多の人の方が都会人よね、と言ってしまえばそれまでなんだが、

どうしてJR広島駅は発券機の稼動を高めるような誘導をしないのだろうか。

銀行のATMのように、一人案内係がつけば全体の業務効率は格段に向上するし、

何と言っても客側の便益に直結するのだが。



東京、大阪、名古屋、と大都市の駅に自動券売機が設置され、

その流れで広島にも導入されたと思うのだが、

導入したことで安心してしまったのか、

客側の便益向上が目的であるという意識が吹っ飛んでしまっている。



地方都市広島では、



未だに国鉄が走っているのだ。





夢(2005/01/04)


歌手のマンディ・ムーアが主演した映画「ウォーク・トゥ・リメンバー」に触発され、

自分の夢について、改めて考え直してみた。

夢と言っても、遠大で壮大なものではなく、生きているうちに実現してみたい、

いくつかのささやかな願望、と言った方が良いかもしれない。

とりあえず50個ほど書き出してみて、それから実現意義と緊急度を勘案して、

順番付けでもしようかと思っていたのだが・・・。



これが、なかなか出てこないのだ。



武道館を借り切って、ブルースハープの独演会を開く、と言ったような、

荒唐無稽なものはできるだけ避け、現実味のあるものを、と思ったのだが、

予想外に浮かんでこないのだ。

例えば2年以内に親父をハワイのゴルフ場に連れて行くとか、

40代のうちにフェラーリに乗ってみたいだとか。

だんだんと変な方向に走って、金髪のお姉さんと○○プレイをしてみたいとか・・・。

自分の人生がいかに無味乾燥なものかを思い知る。



それでも2時間ほどかけて、30数個書き出してみた。

ここまで書き出して振り返った時、あることに気づいて少々力を失くしてしまった。

30数個のうちのほとんどの願望が、ある一つの願望によって集約されてしまうのだ。



それは、ご察しのとおり、「金持ちになる」と言うこと。



金持ちになるというモチベーションを高める、という意味においては、

俺が書き出した有象無象の願望もそれなりの意義があるのかもしれない。



しかし、金では解決できない、言ってみればもう少し、

高尚なというか文化的な願望も持ちたいものだ。

いや、そこまで行かなくても、四葉のクローバーともう一度出会いたい、

そんな癒される、願望でもいいかもしれない。



こうして、新しい願望が俺のリストに加わった。



『お金では決して解決できない、

心が豊かになるような夢、願望を20個以上実現すること!』



多分この願望が成就するまで、

また毎晩飲み歩く日々が続いていくに違いない。






横並び思想(2004/11/23)


宮崎駿監督のハウルの動く城が公開された。

20、21の2日間で、邦画史上最高となる約110万5000人を動員、

興行収入は実に14.8億円に上ったらしい。

この好成績がますます話題性を呼び、これから観客数もうなぎ登りになるだろう。



俺も多分いつかは観ることになるだろうとは思うのだが、

前作の千と千尋の神隠しと言い、もののけ姫と言い、

どこがこうも人を惹きつけるのだろうか、と不思議に思うことが多かった。

芸術作品はそれこそ、観る人の主観で判断すれば良いわけだから、

人がどう言おうと、自分なりの尺度で評価すれば良いのだが、

それにしてもあれだけ人気が高い作品なのに、自分の評価がそれほどでもないと、

自分の審美眼に少々自信をなくしてしまう。



先日買った週刊文春。

パラパラっとめくっていて、「映画記者が書けない本音」という記事が目に止まった。

ハウルの動く城の試写会後、映画記者は宣伝部員に対して、

「さすがに宮崎さんですよね」

「面白かったです」

と感想を述べたらしいのだが、宣伝部員が消えると・・・。



「ドラマに深みがない。キャラに魅力がない」

「本題に入る前に1時間もかかるのは長すぎる」

「最後にカタルシス(解放感)がないから映画の暗さを引きずってしまう」

「戦争を描いたわけでもなく、恋愛を描いたわけでもなく、中途半端」

「キムタクはとにかく下手」

などなど、本音がボロボロ出てきたらしい。



映画記者が本音を隠すのはわからないでもないが、

スタジオジブリやジャニーズ事務所と何の利害関係のない観客でさえ、

「つまらなかった」と公言するには少々勇気が必要になるかもしれない。



しかし、口に出す、出さないは別にして、自分なりの評価軸を持つことが必要ではなかろうか。

何もこれは映画に限った話ではない。

多くの人が良いと言うから、たぶん良いんだろう、自分の見方が間違っているのだろう、

では、なかなか自分の殻を破っていけないのではないかと俺は思う。



人がどう言おうと、自分はこう思う、と主張するのは一見頑固者に見えるかもしれないが、

実はこういう人こそ、素直な人であって、人間素直でないと何事においても成長しない。



昨晩俺が、うまいだろう、うまいだろう、と勧めた清酒賀茂金秀を、

「すみません、俺にはわかりません」と答えた、部下の岡○君。

その素直さがある限り、これからも成長を続けていくことだろう。






金の使い方それぞれ(2004/11/14)


楽天のプロ野球参入が決まった。

GM、監督、コーチと、スタッフが次々と決まる一方で、

肝心の選手集めに相当苦労しそうな感じがしている。

分配ドラフトとか言う、言葉は悪いが、あまり物をいただくようなやり方では、

他チームと伍して闘える戦力を整えるにはかなり苦労するに違いない。



そういう厳しい環境の中で、清原選手やペタジーニ選手、佐々木選手などの、

大物選手の獲得を画策する動きが伝えられている。

何でも、三木谷社長がポケットマネー10億までなら出す、と豪語しているらしい。

この三木谷氏、銀座デビューの頃は一晩で2000万も使ったという逸話を残しているらしいが、

彼の資産からすると10億くらいなら何でもない金なのであろう。

公費と私費の混同ということで、異見を唱える人もいるかもしれないが、

それくらいのことをするオーナーが出てきても良いのではないかと俺は思っている。



そんなニュースを見聞きしている一方で、俺はこんな記事に目を留めた。

仙台市に住む無職の男性(86歳)が、新潟中越地震の義援金として、

1000万円を日赤に寄付したというのだ。

この1000万円、出所は、こつこつとためた年金と軍人恩給らしい。



10億と1000万。

額は比べようもないが、余裕の10億と目いっぱいに近い1000万。

自分のために使う金と、人のために使う金。

俺は三木谷氏の金の使い方を批判するつもりは一切ないが、

この2つのニュースを見て思い及んだことがひとつある。



税金を使う政治家や官僚の感覚が、

どうも三木谷氏のような感覚になっているような気がしてならないのだ。



血税を自分たちの金のように、意味のないところに振り向ける。

それも自分たちの名声のために。








マニュアルの功罪(2004/11/07)


どの業種でもそうだが、

社員の早期戦力化、サービスレベルの均質化を図る上で、

業務マニュアルは非常に重要な経営資源になっている。

特に若いフリーターが多く、お客様とじかに接するケースが多い飲食業では必要不可欠であろう。



中でもマクドナルドのマニュアルは秀逸、との評判が高く、

いろんな事例で紹介されることが多い。

しかし、現場におけるすべてのオペレーションをマニュアルでカバーすることは非常に困難だ。

時には、臨機応変で柔軟な対応が求められることもある。



先日、会社の近くの回転寿司屋で昼食をとった。

二日酔いで食欲がなく、勘定をしてもらうと980円。

俺は伝票を持ってレジに向かい、店員に1,000円札を差し出した。



20円のおつりを待っていると、この店員は、

「1,000円からでよろしかったでしょうか?」と聞いてきた。

俺は次に自分自身がとるべき行動についてしばし考えさせられてしまった。

もう80円出して100円のおつりを貰うべきなんだろうかと・・・。



小銭入れがパンパンに膨れ上がっている場合ならともかく、

小銭2枚のおつりを1枚に減らすために、わざわざ小銭を4枚出すという行為。

もちろん、全くないとは言わないが、俺の心の中に違和感が残ったのは確かだ。



この店員の行動がマニュアルによるものなのか、

先輩社員を見習ってのものなのか、俺にはわからない。

しかし少なくともこの店のマニュアルに、

「10円単位の端数が60円以下の場合は、1,000円札からでよろしかったでしょうかと聞く」

とは記載されていないだろう。



マニュアルは確かに早期戦力化、サービスレベルの均質化を図る上で必要なのだが、

マニュアルに記載されていない部分については、社員が考えて行動をとらなければならない。



しかし、その「考える」という意識をマニュアルがそいでいるような気がしてならない。









マルチレベルマーケティング(2004/10/24)



以前、粗相を斬るで、タイアップ本の粗相を斬るという短文を書いた。

これを書く前に実際、5冊ほどタイアップ本を買って読んだのだが、

そのうちの1冊が妙に俺のアンテナに引っかかった。

これだけは実際に試して、真贋を確かめてみたい。



そして、購入したのがミネラル水だった。



だが、このミネラル水はマルチレベルマーケティングで流される商品だった。

俺は特にMLMに興味があったわけではなかったのだが、

実際に俺が試したり、がん患者や糖尿病患者、

高血圧などで苦しむ人に無料でばら撒くつもりで、10本ほど購入した。

2リットル入りが1本1万円だから、投資は約10万ほど。

もちろん、多く買った方がビジネス的にも有利に展開できる、という理由もあったのだが、

俺自身は、これで一財産築いてやろうなどと言う気持ちは正直なかった。



親爺の知人の末期がん患者の場合は、渡して間もなく寿命を全うしてしまったが、

それ以外のケースではおおむね良好な反応をもらっている。



だが、俺はこの水を人に伝えていくことを止めた。

厳密に言うと、嫌気が差してきたと言うべきか。



とにかく、俺に届くメールの全てが、「ビジネス一辺倒」の話になってきたのだ。

ミネラル水による治癒例など、商品の良さを伝える話はほとんどなく、

今始めれば、次これだけ買えば・・・という生臭い話ばかりになってきたのだ。

これには、実際にこの商品を開発した某医学博士も辟易しているらしい。



商品やサービスを使ってみて、あぁ、本当に良かった、

これは是非人に教えたい、知らせたいと言った形で、

口コミというメディアに乗って商品が流れて行くのが本来のMLMの姿であろう。

そして、浮いた広告宣伝費を、労に報いると言う意味で皆で分かち合う。

原理的な話をすれば、MLMは優れた流通システムであると俺は思う。

これは、今はやりのアフィリエイトでも同じことが言えるだろう。



それが、多くのMLMの場合、在庫を抱え、友人を長時間拘束し、

家族に心配をかけ、友人をなくしていくという、いびつな流通システムになってしまっている。

良いものを人に伝えたい、という奉仕の精神から、儲け至上主義になってしまっている。



俺はいつの日か、大量購入やミーティングが不要な、

ネット上だけで完結するMLMのシステムを作りたいと思っている。

俺のサイトを見た人が、誰かに俺のサイトを見るように言う。

本当に商品が気に入って、買いたければ買えば良し。



6桁の収入がどうとかと、大法螺を吹くつもりは一切ない。

良いものを紹介し、紹介された人の嬉しそうな顔を見る。

な、な、本当に良かったやろ?



この喜びこそがMLMで得られる最も尊い財産であって欲しいと願っている。








上に立つ者の責任(2004/9/26)



広島東洋カープ、嶋選手の勢いが止まらない。

首位打者はおろか、セリーグの年間最多安打記録更新まで視野に入ってきた。

俺は4月10日に「じゃけぇ、今日も負けるんよ」で、今シーズンの嶋選手に関して、

打率2割8分、ホームラン25本、打点80と期待を込めて書いている。

それが9月26日時点で、打率3割4分7厘、ホームラン32本、打点83。



嶋選手は99年に投手から打者に転向したのだが、

2003年までの通算成績は、190打数51安打の2割6分8厘、ホームラン3本、打点30。

まさに、一気に大ブレークという表現がぴったりの活躍ぶりだ。



その嶋選手の変身振りに関しては、内田コーチとの出会いが大きかったとか、

いろんなことが言われているのだが、俺は二宮清純氏のサイトで紹介されている、

二軍の同僚選手の言葉が全てを物語っているような気がしてならない。



「嶋さんには元々あれくらいの力はありました」



その嶋選手も、開幕時に緒方選手や新井選手の怪我がなかったら、

おそらく出場機会は与えてもらえていなかったのではないかと思う。

そして、そのままスポットライトを浴びることなく、今シーズン末に解雇。

そういうシナリオがあったとしても、何ら不思議な話ではない。



嶋選手のような境遇にある選手は、今の2軍にざらにいるかもしれないし、

プロ野球以外の実社会でも同じような現象は日常的に起こりうる話なのだ。



考えてみれば、非常に恐い話だ。



従える者の技量を見極める眼力、それを抜擢する度量、全てをかぶる責任感。

こういった素養を持ち合わせていない人についただけで、

不本意な一生を送らざるを得なかった人たちが一体どれくらいいたことだろう。



先ずは自分を磨くことが先決だが、

その後は、ついていくに足りうる人物かどうか、

その見極めがますます重要性を帯びてきているような気がしている。




観客動員施策(2004/9/5)


日曜日の午後、一風呂浴びてビールを飲みながらテレビのスイッチをつけると、

珍しくNHKで広島対中日の野球中継を放送していた。

試合内容はというと、本当に久しぶりにカープらしい野球を見た感じがした。

カープらしい、というかプロ野球らしい、というべきか。



特にラロッカ選手の活躍には本当に拍手を送りたい。


打点96で第1位、打率.331で第2位、ホームラン39本で第3位(9月5日時点)。

これら以外にも、出塁率、長打率もともに第1位。ついでに死球もダントツの1位。

打点77、打率.282、ホームラン26本で年俸7億2千万円のペタジーニ選手に対し、

彼の年俸は何と2700万円。

試合後のヒーローインタビューでは、来年に向かって残された試合にもベストを尽くしたい、

と、声を弾ませ観客の声援に応えていた。



他人事ながら、涙が出そうになってくる。

売上が少ないがゆえに、素晴らしい選手に相応の処遇もしてやれない。

一人でも多くの観客に球場に足を運んでもらう必要があるのだが・・・。



そんなラロッカ選手が今日も大活躍をした。

ホームランに、2塁打2本、そしてサヨナラヒット。

今日はかなり熱中して試合経過を見守っていたのだが、

彼が放った最初の2塁打の後に、ちょっと違和感のあるアナウンスが球場から聞こえてきた。



ただ今のラロッカ選手の最初の2塁打には、第一2塁打賞としてますや味噌より、○○味噌・・・・



外国人に味噌をやっても、という引っ掛かりだったのだが、

よくよく考えると、何も選手に与える必要はないのではなかろうか。



どこの球場でもホームラン賞とか猛打賞とか、先の2塁打賞とか、

いろんな賞品がスポンサーから提供される。

賞品は味噌とか清涼飲料水とか、はては焼肉食事券とか・・・。



味噌が買えなくて困っている野球選手はいないだろうし、

味噌が欲しくて2塁打を狙う選手もまずいないだろう。

スポンサーにしてみれば、球場で自社名、商品名が流れればそれで目的は達成されるのだし。



観客に授与すれば良いではないか。

ただ今の第一2塁打賞の当選番号は、5A36のお客様でございます。

該当するお客様はお近くの球場係員に半券をお渡しください。


と、アナウンスし、住所氏名を確認した上で、

ますや味噌○○は呉市の山田様が当選されました。

と、大型モニターに写真つきで紹介すれば、それはそれでまた盛り上がる要因にもなるだろう。



確かにこんな姑息なやり方にどれだけ実効があるのだろうか、という向きもあるかも知れない。

しかし、まずはお客様に喜んでもらいたい、という姿勢を示すことが大切なのではあるまいか?

プレゼントにしても、ポイント制にしても、他の業界から応用できる戦術はたくさんあると思う。



金を掛けて新球場建設云々する前に、やることは山積しているのだ。



ただ、客が入りすぎて、オーナーがチーム改革に対する意識を失うと、

これはこれで、また大きな問題なんだが・・・。




入社試験(2004/9/3)



ビルゲイツの面接試験という本が話題になったせいかどうかは知らないが、

最近は企業の入社試験、面接においても、一風変わった試験をする企業が増えたきたようだ。

何をどう判断するのか、理解に苦しむ点もあるのだが、例えば、

マンホールのふたはなぜ丸いのか?

アメリカの50ある州のうち、1つだけ除いていいとしたら、どれにしますか?

世界中にピアノの調律師は何人いるでしょう?(インターネットで調べてもかまいません)


とかいったような問題が出題されるらしい。



そういう世相を反映してか、企業向けの適性検査テスト販売の、

日本SHLという会社が業績を伸ばしているようだ。

この会社では10数種類以上の適性検査テストを販売しているらしいのだが、

今日たまたまテレビで高校生クイズ選手権を見ていると、

この日本SHLが作成した問題を高校生が解くという場面に遭遇した。



スペースシャトルの重量を秤を使わずに量るにはどうすれば良いでしょう?

と言う問題だったのだが、正解はスペースシャトルを船に乗せ、

どこまで沈んだか、つまり喫水線を記録しておいて、

あとで同じところまで沈むように石を積めば、その石の重量がスペースシャトルの重量になる、

と言うものだった。



俺は即座に、石の重量を秤を使わずに、どうやって量るのだろうと思ったのだが・・・。



独創性や創造性、あるいは瞬間的判断力を把握すると言う目的で、

奇抜なというか、奇をてらった問題が数多く出題される傾向にあるが、

果たしてこんな問題で、そんな測定しにくい能力が把握できるものかどうか・・・。



俺は面接では、この会社で、この仕事をやることをどれだけ切望しているのか、

それを自己証明してくれ、という質問しかしない。



やる気さえあれば、熱意さえあれば、

能力は後でいくらでも鍛えることが出来るのだ。






競技の起源(2004/8/23)



以前、何かの粗相を斬るで書いたことだが、

ボディビルや、フィギュアスケートがはたしてスポーツと呼べるのか、

未だに俺自身の中で釈然としないものが残っている。

その点、特に陸上競技などは明確と言うか、競うものがはっきりしている、と言うか。



また、実用性と言う点でも陸上競技は突出しているように思われる。

走る、跳ぶといった基本技能は言うまでもなく、

ハンマーや槍を投げたりするのも古代で行われていただろう、戦いを髣髴させる競技だ。

何となく、競技の存在そのものに理が通っているというか、すっきりしたものが多い。



そんな陸上競技の中で、どうしても納得がいかない競技がある。

何故、どういう必要性があってこの競技が生まれたのか・・・。



それは、競歩。



両足が地面から離れてはいけない、という基本的なルールがあるのだが、

どうしても、合点がいかない。

時間を競う競技なのに、走ってはいけない。

でも、急がないといけない。



実に不思議だ。



思い悩んで、ネットで調べてみると、こういう記載のあるサイトを発見した。



競歩……

19世紀に元々あったマラソンの競技中、集団食中毒に陥った選手たちが、

幾度となくおとずれる腹痛と便意に屈することなく、

肛門を引き締めつつゴールする姿が感動的だったので、新しい競技として定着した。



やはり、必然性は存在したのだ。



ある別れ(2004/8/15)



8月14日、妹家族としめし合わせて久しぶりに呉の実家に帰った。

親爺は73歳、お袋は72歳。

歳の割には二人とも元気で、少々安心した。

この二人が元気なうちに何とか親孝行したい、そういう思いを一層強くした。

姪は化粧をして随分と大人っぽくなったし、甥は俺よりも背が高くなった。

オリンピックを見ながら、ワイワイガヤガヤと約8時間。

久しぶりに、水入らずの楽しい時を過ごし、俺と嫁は実家を後にした。



俺が広島の家に着いたのが午後10時半頃。

丁度その頃、嫁の携帯に電話がかかってきた。

俺の妹からだった。

どうやら、妹家族が飼っているウサギの容態がおかしいらしい。

じっとしたまま動かないと言うのだ。

日中暑い家の中にいたから、熱中症にでもかかったのかと思っていたら、

体は冷たく、動悸がかなり激しいらしい。



妹は呉の獣医に向かう途中だったのだが、

俺は万一のことを考えて、早速ネットで近くの獣医を調べ始めた。

結局、妹が向かった獣医は、電話にも出ず、

そして明かりがついているにもかかわらず、

呼び鈴を押しても誰も出てこなかったらしい。



俺は調べがついた呉の獣医10件に片っ端から電話をかけた。

1軒は「酔っているから診察できない」という返事。

そして後の9軒は全て留守電で、電話もつながらなかった。



やむなく俺は広島の獣医を調べ始めた。

その中で、救急対応、24時間診察します、という獣医を見つけた。

早速電話をかけると緊急連絡先として、携帯の電話番号が案内された。

携帯にかけると「運転中で、電話に出ることが出来ません。」



とりあえず、俺はその獣医の住所を妹に伝え、そこに向かうように言った。

呉からは車で40分程度かかる、不案内なところだった。

マピオンで大体の場所を確認し、車で移動する甥に指示をすること、二度、三度。



ようやく探し当てたのだが、盆休みという紙が貼ってあったらしい。

「少し元気になったようだから、今日はこれから家に連れて帰るね。」

と、妹から力のない声で電話があったのが11時半頃。

容態が容態だけに、俺も随分と心配していたのだが。



そして、日が変わって零時半。



妹から電話がかかってきた。



声にならない、声だった。



酔って診察できません、と言う獣医に、何故もっと詰め寄らなかったのか・・・。

妹が最初に行った獣医の家で、出てくるまでドアを叩けと、何故言わなかったのか・・・。

妹の泣き声、そして電話の向こうで泣いていただろう、姪と甥の気持ちを察すると、

俺は自分の行動が悔やまれてならなかった。



盆休みの午後11時。

確かに運も悪かったのかもしれない。



しかし、これだけペットが我々人間の生活に入り込んできている今日、

この商業主義的な獣医のあり方、何とからならないものかと、胸が痛んだ。



わずか三年の歳月。



この、か弱くて小さな動物が、

妹家族に与えた喜び、安らぎは限りなく大きい。

そして、それと変わらないくらい大きな悲しみを残して彼女は去っていった。



妹家族に飼われて幸せだったと言って欲しい、

そして、空の上でも元気に跳ね回っていて欲しい、

そう願わずにはいられなかった。







高級感の演出(2004/8/5)


出張で久しぶりに上京した。

日経新聞が主催する電子政府関連の講演会を聞きに行ったのだが、

会場は初めて訪れたホテルニューオータニ。

二日間の予定だったので、俺は一休com.の間近割引を利用して、

ホテルニューオータニに宿泊した。



確かに、



部屋は広く、ベッドもでかい。

カーテンは電動式だし、引き出しを開けると、



必要以上のアルコール。



そして、冷蔵庫には、溢れんばかりの缶ビール、ジュース、お茶、ミネラル・・・。

さすが、高級ホテルは違うよね、と思いながら、

ふと伝票に目を落とすと、缶ビールが何と、



1本630円。



今から15年ほど前、海水淡水化装置を作りに行ったクウェートで、

買った闇の缶ビールが確か1本2,000円程度だったが、

それ以来の仰天価格だ。

ホテルの思いとしては、それくらいグレードの高いところなんですよ、感を

醸し出そうとしているのかもしれないが、これを平気でガブガブ行く人って、

一体どんな人種なんだろうか?



俺は、逆にいくら飲んでも無料です、とやった方が、

さすが、高級ホテルは違うよね、と思われるのではなかろうかと思うのだが。

人並みくらいの量に減らせば、それくらいの酒代は、

宿泊費に入れても大した額にはならないだろうし。



15階の部屋から、プールサイドでくつろぐ人たちを見おろしながら、

リッチな気分になったり、プアな気分になったりと、

何とも不思議な一日だった。






ベビーレジストリー(2004/5/16)



ベビーレジストリー。

直訳すると、赤ちゃん登録、と言うことになるのだが、

アメリカでは既に一般的で、日本でも徐々に浸透してきているらしい。



この制度は、妊婦がベビーショップで住所、氏名などを登録し、

その店にあるベビー用品の中で欲しいものを全てリストアップすることから始まる。

その後赤ちゃんが生まれたときに、祝いをする人がその店に赴き、

欲しい商品を確認して、プレゼントすると言う仕組みだそうだ。

これなら欲しいものだけもらえるし、同じものがダブったりすることもない。



似たような仕組みで、結婚式の引き出物にカタログショッピングを使うという方法があるが、

いずれの方法も確かに合理的かもしれない。

贈り手の方は、事情にお構いなく、贈り物をしたと言う満足感は残るのだが、

もらう方としては、欲しくないものや、同じものをいくつももらっても処分に困るわけだし。



しかし、プレゼントされる方がそれを当然のことだと臆面もなく主張し、

私はこれが欲しいんですと訴えるのも、いささか気恥ずかしいような気がする。

贈る方にしたって、他者に遅れをとり、高額なものしか残っていなかったら、欝な気分になってしまう。

こういうドライなやり方が日本でどれだけ浸透していくか、今後の動向を見守りたいと思う。



こどもの日、敬老の日、父の日、母の日、そして中元にお歳暮と、

やたらと贈り物が飛び交う習慣のあるわが国では、

いずれひねりの効いたサービスが、開発されていくに違いない。



そして。

もし、ホステスレジストリー制度と言うものがあったなら、

自分が贈ったヴィトンのバッグを質屋で見つけるという悲劇もなくなると思うのだが・・・。










アイキャッチ(2004/5/1)




店先に置かれた立て看板や、

賑やかしく商品説明や価格表示をするPOP。

通り行く客の目を引き付けて、店内誘導、そして購買へと結びつける有効な販促ツール、

いわゆる、アイキャッチ。



最近では、視覚に訴えて客を誘導する方法以外に、

視覚以外の感覚に訴える販促方法が目立つようになってきた。

昼食時によく出かける市内の中の棚あたりでも、

カレーの匂い、焼肉の匂いが通り中に充満することが結構多い。

腹がすいている時間帯に、こんな匂いが鼻の中に入ってくると、

脳みそは一気に激しい反応を始めだす。



それはそれで有効な販促方法なのだろうが、

満腹時に、甘いものが苦手な俺がケーキ屋の前などを通ると、

一気に気分が悪くなってくる、という逆のケースもある。

先日、博多駅の構内でやられたのだが、正直少しは迷惑も考えて欲しいと感じた。



目、鼻、と続くと次は耳なんだが・・・。

これも実験的に色んな音を出しいている店がたまにある。

自然の渓流の音、波の音。

ちょっと気にはなるが、店や商品とは関連が乏しいので、

珍しいわね、で終わってしまう。

おまけに音の場合は、目や鼻と違って、購買に対する即効性が乏しいので、

通りすがる客を惹きつけるには少々インパクトが弱いかもしれない。



もし、音で客を惹きつけるようとするのなら・・・。



これはもう、風俗店以外にないだろう。

実際には法的に難しいが、仮に実験でもしようものなら、

酔って判断力を失った親爺連中が、

ゴキブリホイホイに集まるがごとく寄ってくるに違いない。



これはもう、反則攻撃と言って良いだろう。






可能性は無限なり(2004/4/23)


就業後、頼んでおいたスーツを取りにそごうに寄った。

少し時間があったので、靴売り場をうろつくことに。



海外の製品も含め、いろんなメーカーの靴が取り揃えてあり、

俺は、ジョンストン・マーフィーの新作を手にとってしばし眺めていた。

このジョンストン・マーフィー、ホワイトハウス御用達の靴で、価格帯は3万〜4万程度。



俺はジョンストン・マーフィーの靴を3足持っているが、いずれも底に穴が開き、

どの靴も2〜3回革を張り替えてもらっている。

1回革を張り替えるとこれがまた15,000円ほど取られるのだが、

お気に入りのデザインで、すでに製造中止になっているから、泣く泣く張替えをしてもらっているのだ。



色々手にとっては眺めていると、店員が俺に近づき、何やら靴の説明を始めだした。

俺は、「ジョンストン・マーフィーの靴って、裏の革が弱いからすぐに穴が開くんよね。」

と、振ってみた。



すると、店員、

「そうなんですか。このクラスの靴は履いたことがないからわかりません。」



デパートの靴売り場の販売員だから、という意識を持ち続けている限り、

彼は、一生靴売り場の販売員で終わるだろう。

飲み代、遊び代を倹約し、実際に自分が扱う商品を履いてみて、

良い点、悪い点、そして適切なアドバイスをお客に提供する。

そういうことができれば、自然とお客は彼の元に集まり、

靴メーカーから商品開発に関するアドバイスを求められたり、

自分自身が靴を企画・デザインする会社を起こせるかもしれない。



靴の中で足が泳ぐ感じがする、と言われるフェラガモの靴だって、

自分が履いてみなければその感覚はわからないし、

実際に体験してみれば、お客への伝わり方もまったく違ったものになってくるのだ。



15歳でアルバイトとしてマクドナルドに入社したチャーリー・ベルさんが、社長になった。

おそらく彼がしてきたことは、この靴の販売員と対極にあるに違いない。



さぁ、意味のない思考の枠を取っ払うことから始めようではないか。





方言(2004/4/19)


久しぶりに博多で飲んだ。

ホテルでカープ戦を見終わって、ちょっくら中州へと・・・。

風俗でも良かったのだが、脱いだり着たりするのが面倒で、

俺は飛び込みで「クラブ姫」なる店に入ってみた。

60分7,000円の店だから、広島でも安い方の部類に入る。

中は案外広く、ボックスが10組程度。

当然のごとく、店内は博多弁が炸裂している。



土曜で暇なせいか、俺には女の子が3人ついた。

いずれも博多弁だ。

俺は一見強面だから、最初は女の子たちも緊張していたのだが、

やがて場が和んでくると、ワイワイガヤガヤ、ワッハッハとだんだんペースが上がってきた。

俺が、「おい、みんな松野明美としゃべり方が同じじゃの」

と言うといっせいに「あんな田舎言葉とは全然違うとよ」

俺には一緒に聞こえるのだが、同じ九州でも微妙に違うのだろう。



そのうち、俺が広島から来たことがわかると、場は一気に盛り上がり、

「広島弁、よかねぇ。何かしゃっべったい」となったので、

俺が文太ばりに「わしゃのぅ・・・」と話し出すと、もうやんややんやの大喝采となった。



どういうわけか、広島弁を話しただけで久しぶりの大もて大会となり、

俺の胸ポケットはたちまちあふれんばかりの名刺(しかも連絡先つき)でいっぱいとなった。

彼女たちには広島弁が新鮮に、そして俺にとっては博多弁が非常に新鮮だった。



そんな方言もだんだんと姿を変えつつあるように思う。

アクセントというか、イントネーションはあまり変わることはないだろうが、

方言特有の単語を使うことが随分と少なくなってきた。

広島弁には、例えば、

たいぎい(しんどい)、いびしい(怖い)、まめ(元気)、しわい(せこい)、はしる(ひりひりする)

などたくさんの特有言葉があるのだが、それらを使うことも俺の年代ですらなくなってしまった。

今時、「元気です」を「まめでがんす」とか言おうものなら、失笑を買うこと必定だ。



これも、ラジオやテレビでいわゆる共通語というものに触れる機会が増えたためだろう。

超・・・とか、きしょい、とか、きもい、とか言う言葉を使うことが格好良くて、

方言を話す=格好悪いというイメージが定着してしまうことはある意味残念なことだ。



同じ域内で方言を使うことは格好悪く感じるかもしれないが、

それ以外の地域の人が聞くと、新鮮で魅力を感じてもらえることが多いようだ。

俺にメールをくれる人の中でも、たまに出てくる広島弁が好きと言ってくれる人も少なくない。



俺の広島弁には3割がた関西弁が混じってしまっているが、

本流広島弁に鍛えなおし、そのパワーを活用して・・・。



わしゃ、今晩元気じゃけんのう。

また、するとね?



に、何とか持ち込みたいものだ。








オレ流(2004/4/3)



現役時代から、特異な言動で注目を浴び続けていた落合博満氏が中日に監督に就任した。

キャンプ初日から紅白戦を行ったりと、現役時代と変わらないパフォーマンスで、

マスコミからは「オレ流」と常に騒がれ続けていたのだが・・・。




昨日のカープとの開幕戦。

先発投手に何と右肩痛で3年ものブランクがある川崎投手を指名。

戦前の予想では、川上か野口か、と物議をかもしていたのだが。

新聞によると、チームを変えるため、必死で復活に取り組む川崎投手を開幕の先発に使うと、

すでに1月3日の時点で決めていたらしい。



「また目立ちたがり屋の監督が調子に乗って・・・。」が一般的な見方かも知れない。

が、俺はちょっと違う見方をしていた。

俺は落合監督は開幕初戦を捨てていたと思うのだ。

伏線は、3月25日のオープン戦。

この日、カープの開幕投手と見られる黒田投手が、中日打線を5回1安打に抑え込んだ。

まさに、手も足も出ない完璧な出来だった。



それを見て敢えて初戦を捨てたのではないかと俺は思っている。

負ける確率の高い初戦に自チームのエースをぶつけるよりも、

2戦目、3戦目の連勝を取りに行ったのではないかと。

敢えて捨てるカモフラージュには川崎の抜擢ががうってつけなのだ。



もし仮に俺の推測が正しいとすると、

この落合監督、とんでもない男かもしれない。




今年のペナントレースの楽しみがまたひとつ増えたような気がした。









ヘルシア緑茶(2004/2/23)




全国的な動きかどうかはわからないが、

会社の近くのセブンイレブンでは、ヘルシア緑茶が大変なことになっている。



飲料用の什器3個をフルに使い、

11フェース×6段で、そこらじゅうがヘルシア緑茶になってしまっている。

最近発売されたサントリーのお茶、まんてん畑でも3フェースだから、

その設置量は、何と66倍にもなる。

超優良会社花王が、満を持して、というよりも財力にものを言わせて、

棚を買い取ってしまったのだろう。



確かに、機能的には今までのお茶とは一線を画す、新商品になっている。

お茶と言うよりも、健康機能食品という色合いが強く、

新しい商品ポジションという有利性を活かして、

一気にお茶の市場をいただいてしまえ、という魂胆なのであろう。



価格的にも180円と、「お茶を飲んでなおかつやせることができるのなら」

という、購買意欲を湧き立てる、非常に微妙な線をついてきている。

原価的には、他のお茶とほとんど変わることはないと思うのだが。



さて、カテキン540mg配合、という触れ込みなのだが。

例えば、このカテキン健康食品は、カテキンを600mg配合した粒が90粒で3,000円。

540mgに換算すると、1個当たり30円。

1本140円のお好みのお茶とこのカテキン健康食品を摂取した方が、お買い得だと言う見方もできる。

そこまで考えて商品選定する人はそう多くはないと思うが、

最終的には味との兼ね合いと言うことになってしまうのだろう。



それにしても、コンビニでの露出量。

あまりに露出量が多いと、かえって気恥ずかしくて手が出せない、

というのは、既にオッサンになった証拠なのだろうか。




後悔しないように・・・(2004/2/13)



終業後、プリンターを買いにデオデオに。

そこで顔見知りの店員に出くわしたので、

先日ここでも取り上げた61型プラズマディスプレイの話をしてみた。



あんな200万もするテレビ買うの、お宅の社長かどっかの組長くらいやろ、と冷やかすと、

いいえ、それがですね、先日お婆さんが買いに来られたんですよ、という話に。



何でも、ご主人が末期のガンに冒されたらしく、

せめて最後は大きくてきれいなテレビを見せてあげたいと買って行ったそうだ。

死期を迎えて買うくらいだから、おそらくそんなに余裕のある家庭ではないと思う。



長年連れ添ったご主人に何とかして感謝と愛情を伝えたかったのだろう。

自分の今後の生活資金のことなど顧みず、

二人でいられる今に自分の残りの人生もかけた老婆の気持ちに、

俺は胸が締め付けられるような思いだった。



愛情をささげる相手がいるのなら、

元気なうちにやっておかないと、必ず悔いを残すだろう。



俺の両親も既に70を過ぎた。



あせらなくては。





老舗の味(2004/2/11)



博多の新三浦という店に水炊きを食べに行った。

店、というよりも屋敷に近い。

明治末期創業というから、既に創業約90年。

屋敷の中のいたるところに歴史の古さを感じさせるものがある。



予約をして行ったのだが、部屋の準備ができるまで、



こんなところで「しばらくお待ちくださいませ」ということになる。

そしてこのロビーには、

 

こんなものや(山笠で使うものらしい)




こんなものがところ狭しと。



肝心の水炊きなんだが、

水から炊いていくのではなく、スープはガラと丸鳥でとった白濁スープ。

これに塩とねぎを入れて、まず飲まされる。

これが、ため息がでそうなくらい、うまいスープ。

ため息どころか、俺は思わず笑いが出てしまった。



そして、鶏肉だけを食し、それを食べつくすと野菜が出てくる。

野菜を最初に入れると、スープの味が変わってくるから、らしい。

前菜も、ささみの湯引きも、そして手羽先も最高にうまかった。



博多の水炊き=白濁スープではなく、

本当に水から炊き上げていく水炊きで有名な店もあるらしいが、

ここの水炊きのスープは、まさに絶品。



あまりのうまさにあきれてしまって笑いが出てくる。

そして。

伝票を見ても、笑いが止まることはなかった。




プロシューマー(2004/2/1)



先日の日経新聞で興味深い記事を読んだ。

東芝のデジタル家電部門には、「録画神」と呼ばれる社員がいるらしい。

彼が企画したDVDレコーダーの売上によって、東芝のレコーダー市場におけるシェアは2位になった。

とにかく、商品開発・改良の着眼点が素晴らしく、ユーザーの心を捉えて仕方ないらしい。

こういうものが欲しかった、と思わず膝を叩くような、そんな商品を開発するそうだ。



しかし、彼はエンジニアではない。

大学での専攻は心理学、そして入社時の配属先は広報部。

そんな彼が、どうして消費者の心をわしづかみにするような商品を企画できるのか。

実は、彼はとんでもない音楽、ビデオマニアなのだ。

音楽CDが5,000枚、そしてビデオが2,000本。

とにかく音楽番組は片っ端から録音するらしい。

だから、録音する機械に関しては当然相当詳しく、いやうるさくなってくるのは当然だ。

中身、つまりメカに関してはわれわれとそんなに変わらないだろう。

しかし商品を使う立場においては、まさしく神のようなレベルなのだ。



ものが売れない、ヒット商品がなかなか生まれないとよく言われるが、

消費者から見れば、欲しい物がなければ買わないのは当たり前の話しだし、

逆に、欲しい物があれば、少々高くても買うことはよくあることなのだ。



今後、ネット通販やアフィリエイトマーケティングがどんどん広まっていく上で、

この録画神のようなプロシューマー(生産者であり、かつ消費者)のような人間の発言力が、

どんどん高まっていくことだろう。

生産資源や販売力を持っていなくても、ある物事に関して造詣が深い、

一家言持っている人間は、「物を売る神」になれる可能性を十分に秘めている。

いやメーカーに対してでさえも、発言力を高めていくことだろう。



かつて堺屋太一氏やドラッガー博士が知識社会の到来を唱えたが、

まさにそれを実感できる出来事があちらこちらに散見できるような状況になってきている。

人・物・金がなくても頭が使えれば、いくらでも勝負ができる。



全く面白い世の中になったものだ。








技術の進歩と慣れについて(2004/1/22)



デオデオの家電館に寄ってみた。

以前、電気炊飯器の話を書いたが、炊飯器どころか、

色んなジャンルで目新しいものの発見続きで、たいそう勉強になった。

中でも一番感激したのが、61型プラズマテレビ。

とにかく迫力が全然違う。

隣に50型のプラズマテレビを置いてあったのだが、

しばしこのテレビでインディージョーンズ鑑賞。

すかさず、61型に戻ってスパイキッズをしばらく鑑賞。



やはり、全然違う。

50型と61型、数字の違いだけでは説明がつかないほど、

感覚的に全く違うものと言っても良いくらい。

テレビと映画スクリーンの違いといっても良いくらいの差なのだ。



しかし、どうしてこうも大きな違いを感じるのだろうか。



やはり慣れという要因が大きいような気がしている。

多分、50型が出始めた頃は、40型と比較して同じような感想を持ったに違いない。



技術の進歩と人間の欲には限りがない。

見方を変えれば、技術の進歩を牽引しているのが、人間の欲という物になるのだろう。



女性がより一層美しくなっていくのも、男の欲望があってこそ、

という考え方もあながちうなずけないこともないと言うと、世の女性の叱責を買うだろうか。





平山選手の育成法(2004/1/15)




サッカーに詳しくない人でも、国見高校の平山と言う名前を知っている人は多いのではなかろうか。

過日行われた高校サッカー選手権でも大活躍したし、

アンダー23の日本代表のなかでも期待が高く、

俺は卒業後、間違いなくJリーグに入るものだと思っていた。



ところが彼は筑波大学に進学するらしい。

しかし、進学後もJクラブが全面的にバックアップし、

Jリーグと深く関わりながら、エリートとして育成していくことが決まっているようだ。



監督の話によれば、彼はまだ筋力を初めとする基礎体力が十分でないから、

大学でみっちり体を鍛えながら徐々に実力をつけていく方針らしい。

加えて引退後の人生を考え、筑波で教員免許も取るそうだ。

元々非常に頭脳明晰な選手でもあるそうだが。



中途半端というか、並の選手ならそれでも良いだろう。

スポーツに限らず、俺は人間が成長する過程において、

厳しい環境に置けば置くほど、成長するスピードも、そしてレベルも高くなると思っている。

特に鉄が熱い間に、厳しい環境で鍛えればそれだけ尚一層の飛躍も期待できたと思うのだが。



Jクラブが全面的にバックアップするのなら、

費用持ちで、欧州とか南米に留学させる、と言う手もあったのではなかろうか。

エリートに雑草のようなたくましさが備わればそれこそ、鬼に金棒なのだが。



中学を卒業後、単身ブラジルに渡り、辛酸を舐め続けて成長した三浦知良選手。



彼が今回のことをどう見ているのか、俺は非常に興味深い。






MP3(2004/1/10)




ストレスが溜まって体のバランスがどこか崩れてくると、

それを直そうと、自然に体が反応することがある。


俺の場合、時として急に音楽を聴きたくなることがあるのだが、

多分それはストレスによるものだと思っている。


部下の一人に「ポータブルのCDプレイヤー買いに行くからついて来てくれ」

というと、「もうそんな時代じゃありませんよ」と鼻で笑われた。

デオデオに行き、しばしMP3プレイヤーを手に取り品選び。

結局、Rioの256Mプレイヤーを買った。

ボイスレコーダーにもなるし、FM放送も聴けるし、ストレージとしても使えるスグレもの。


早速、クラプトンのCDをエンコードし、

MPファイルに変換すると全部で、56Mバイト。

楽勝だ。


続いて、Winnyからウルフルズのええねんを試聴のためにダウンロード。

全部で89Mバイト。

まだまだ楽勝だ。


若者向けの耳にちょいと引っ掛けるヘッドフォンで聞いてみると、

これがまた素晴らしい音。


コピーガード付きのCDもあったようだが、

いとも簡単にフリーソフトで金庫破りされる状態だし、

これじゃ、CDが売れるはずもなく。


結局、わずか37gの筐体に収まったのは全47曲。

重くてかさばるCDプレイヤーの時代は終わり、

MDの時代もじきに終焉を迎えることだろう。


パソコンの中にアーティストごとのフォルダをつくり、

気分によって、聴きたい曲を入れ替える。


以前、徒然の中でも書いたのだが、

アーティストが儲ける手段は生のステージに収斂されていくのだろう。

この流れを変えることなど、最早誰にもできない。



そして、今日。

俺は近くの店で、ウルフルズのええねんを買った。

申し訳ない、という殊勝な気持ちからではなく、



ただ単に棚のコレクションを飾るためだけに。



徒然なるままに(2004/1/7)


深夜2時。

ビールを飲みながら、久しぶりにクラプトンを聴いた。







Nobody kows you

飲み屋の姉さんから届いたメールに、

人生はクソだ、と答える俺。



完全燃焼したいのか、それとも、

単に人恋しいだけなのか・・・。



錆びた心に、寂びたヴォーカルが染みてくる。



彷徨うことに、そろそろ飽きてるはずなのに、

いつまで彷徨い続けるつもりなのだろうか。





電気炊飯器(2004/1/4)



今日は俺が最近いろんなところで得意になって話をしている電気炊飯器の話をしよう。

と、偉そうに言ってもこれはある本で読んだ受け売りの話だ。



ほとんどの家庭に電気炊飯器はあると思うが、

この電気炊飯器は耐久消費財に区分される商品で、

その名の通り頻繁に買い替えをするようなものではない。

わかりやすく言うと、毎日チラシに目を通し、

どこかに良い炊飯器はないかと血眼になって探すような品物ではないということだ。

かくいう俺の家にも電気炊飯器はあるが、結婚17年目にしてまだ2台目。



そんな電気炊飯器でもやはり壊れてしまうと、買い替えなければならない。

そこで電気屋に赴き、新しい電気炊飯器を買うことになるのだが、

この話を書いた筆者は新しい電気炊飯器で炊いたご飯のあまりのうまさに驚愕したらしい。

最新式の電気炊飯器はこうもおいしくご飯を炊くことができるのか、と。



そして、彼はこう思ったそうだ。

今までこんなにおいしいご飯を食べずにいたことがあまりに惜しい。

どうして、早く教えてくれなかったのだ、と。



もし彼がどこかでこのご飯のうまさを知っていたら、

たとえ自分の家の電気炊飯器が現役でバンバン稼動していたとしても、

さっさと新品に取り替えたことだろう。

まぁ、その筆者に限らず、誰でもそうだと思うのだが、

電気炊飯器の販売コーナーの前を通り過ぎても、

「電気炊飯器はあるもんね」

と、決して購買意欲が沸くことはないだろう。



要するに、買う方は買うだけの理由がわからないのだ。

何故壊れていない電気炊飯器をわざわざ買い替えないといけないのか、

その理由がわからないのだ。

そこをうまく説明することができれば物はまだまだ売れる、と俺は思っている。

だから一人でジャパネットたかたと勝負してやろう、というような気にもなってくるというものだ。



この話をしているうちに、

俺は段々と他の電化製品がどれだけ進化しているのか気になるようになってきていた。



そして、去年の暮れ、

新しく買った電気掃除機。



排気がなく、逆にマイナスイオンが出てくるらしい。

見た目きれいな畳の部屋を掃除すると、

びっくりするようなゴミがこれでもかと言うように目に飛び込んでくる。

こんなに汚いの?とびっくりさせられた。

ゴミパックもなくなっているし。



まだ1回しか使っていないのだが、

それだけで十分俺も断言できる。



どうして早く教えてくれなかったのだ、と。







法改正(2003/12/14)



まさか法務省のお偉いさんが、このサイトを見ているわけではないだろうが。



ここに来てようやく法務省も、刑法の改正に動き出したようだ。


現行の刑法では、殺人罪の法定刑は「死刑または無期もしくは3年以上の懲役」、

強盗罪は「5年以上の有期懲役」などとなっている。

これらの懲役刑の期間を長くすることを検討する。

殺人罪、強盗罪の法定刑は、1908年に刑法が施行されて以来、

1度も見直されておらず、実現すれば
約100年ぶりの改正となる。


などなど。有期刑の上限20年についても見直しがされるようだ。



質、量ともに悪化の一途を辿る犯罪に対して、

何故刑法の見直しをしないのか、ということについて何度も触れてきた。

最近でも、警官の増員よりも先にすべきことがあるだろうと書いたばかりだ。

全く、この100年間も何をしてきたのか、

何故、今になったそう思い立ったのか、不思議でしようがない。



先日のニュースではオレオレ詐欺の首謀者に懲役5年の実刑判決が下ったようだが、

オレオレ詐欺の被害額は22億円。

逮捕されたグループは約2ヶ月かで4000万円相当の荒稼ぎをしていたらしい。



被害者の多くは老年層で、虎の子の生活費を取られた人も多いことだろう。

これら被害金の保証は一体どうなるのだろうか?

法律の専門家でないからわからないが、

何年かかっても弁済させる、という効力はないのだろうか?



被害にあった老い先短い人たちに、

短期間での弁済ができないのなら・・・。



こういう時にこそ、闇金を活用して欲しいものだ。




イラク復興支援(2003/12/7)



イラクの外交官が非業の死を遂げ、不謹慎な表現ではあるが、

ようやく国内の論調も熱を帯びた感じになってきた。

マスコミから伝わる識者や一般市民の声を聞いてみても、

世界協力の立場からすることをすべき、とか、

アメリカに盲従するのはどうしたものか、とか、

あるいは北朝鮮の脅威がどうとか。



どの意見も今後のわが国の方向性、世界におけるスタンスを決める上で、

今回の派兵が非常に重要な試金石になっていることを物語っているようだ。



自衛隊をイラクに派遣すべきかどうかを論ずる前に、

俺自身、今イラクにいる米兵が具体的に何をしようとしているのかが、

ほとんどわからないでいる。

何がどう進んでいて、何が問題になっているのか、さっぱりわからないままに、